2017年4月28日金曜日
慢性閉塞性肺疾患・閉塞型無呼吸症候群オーバーラップ症候群
episodic hypoxemiaのモニタリングも必要だと思うのだけど・・・アンケートとして、Stop BANGやNOSAS questionnaireが提示されている
COPD-OSA Overlap Syndrome: evolving evidence regarding epidemiology, clinical consequences, and management
regarding epidemiology, clinical consequences, and management
Walter T. McNicholas
Chest. 2017. doi:10.1016/j.chest.2017.04.160
http://journal.publications.chestnet.org/article.aspx?articleid=2624319
慢性閉塞性肺疾患(COPD)と閉塞型無呼吸症候群(OSA)は有病率の高い疾患で、ともに合併も多く確率的共存よりその併病率は高い。しかし、種々臨床的COPD phenotype毎OSAへの影響は異なる。肺容量増加型・BMI低下型、すなわち気腫型ではOSAに防御的だが、末梢浮腫・BMI増加型の慢性気管支炎型ではOSA促進的に働く
COPDとOSAは共に生理学的・分子的経路は類似低酸素・全身炎症促進的で心血管他合併症に寄与、肺高血圧はoverlap syndromeで有病率高い。しかしこのoverlap患者での全身性炎症・心血管併発症評価報告少ない。COPD患者のOSA診断は臨床的に気づかれにくく、スクリーニングアンケート機会がこの患者の同定に重要となるかも。
COPD患者での併発OSA認識は管理上COPD単独と異なる管理という意味で臨床的に意義がある。夜間PAP未治療では生存率は劣る。
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