標準セカンドライン抗がん剤(ドセタキセル(タキソテール))・分子標的薬剤(ramucirumab (Cyramza) )にて生存期間延長効果
Medpage: http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ASCO/46083
Source reference: Perol, M, et al. "REVEL: A randomized, double-blind, phase III study of docetaxel (DOC) and ramucirumab (RAM; IMC-1121B) versus DOC and placebo (PL) in the second-line treatment of stage IV non-small cell lung cancer (NSCLC) following disease progression after one prior platinum-based therapy" ASCO 2014;Abstract
LBA8006.
・併用療法にて、包括的生存期間(OS)を1.4ヶ月間( 9.1→10.5ヶ月間)延長、 p = 0.23
・併用療法にて、無進行生存期間(PFS)を1.5ヶ月間( 3.0→4.5ヶ月間)延長、 p < 0.0001
・客観的奏功率は、ドセタキセル単独の14%→併用の23%と増加 p < 0.001
・併用療法、grade 3以上の副作用イベントの多くは、 好中球減少症、有熱性好中球減少、易疲労、白血球減少、肺炎
・死と直結する治療緊急性必要なイベント率は、群間で同等
Ramucirumab(IMC-
1121B)は、腫瘍に血液を供給するプロセスの血管新生を抑制するよう設計されています。具体的には、血管内皮増殖因子(VEGF)受容体2を標的に特
異的に阻害することで、腫瘍に血液を供給する血管形成及び維持に係わるシグナル伝達を遮断するよう設計されているヒト型モノクローナル抗体
https://www.lilly.co.jp/pressrelease/2014/news_2014_003.aspx
2014年6月1日日曜日
小児の長引く細菌性気管支炎:IL-1β経路活性化が特徴
子供の、長引く細菌性気管支炎(PBB: protracted bacterial bronchitis)には、充分改名されてない。 IL-1経路と好中球発現特性を検討
Mediators of neutrophil function in children with protracted bacterial bronchitis
Katherine J. Baines, et. al.
Chest. 2014. doi:10.1378/chest.14-0131
実験コホート:BAL採取 症例21例、対照33例
二次確認コホート:PBB 36例、対照 11例
有症状PBBでは、IL-1β、α−defensin遺伝子及びその産物有意増加
好中球ケモカイン受容体 CXCR2発現も高値
だが、IL-1RA:IL-1β比はPBBで低下
確認コホートにて、IL-1β及びα-defensin 1-3の蛋白・遺伝子発現高値、IL-1経路メンバー・CXCR2の遺伝子発現高値 も 確認
治療・症状改善と共に、IL-1β及びα-defensin 1-3は低下。
再発PBB小児では、IL-1βシグナル化分子 pellino-1、IL-1受容体関連kinase 2も高値
IL-1β蛋白レベルは、BAL好中球高値 と関連し、咳嗽症状期間・重症度と相関。
IL-1βおよびα-defensin 1-3レベルは補正される。
結論:PBBは、IL-1β経路活性化により特徴付けられ、IL-1βおよび関連メディエータは、BAL好中球増加、咳症状、疾患再発性と相関。このことは小児遷延化咳嗽の機転解明に役立つだろう。
関係ないけど 共感するなぁ ・・・ 周辺の医療機関「メイアクト」だらけ
経口三世代セフェムへの決別(フロモックス、メイアクト、トミロン、バナン、セフゾンなど)、もちろん経口カルバペネムも http://goo.gl/ueEDLj
耳鼻科・小児科・内科・なんちゃって内科・なんちゃって小児科・・・・
これらの治療方向のあやまりもPBBの一因かもしれない
Mediators of neutrophil function in children with protracted bacterial bronchitis
Katherine J. Baines, et. al.
Chest. 2014. doi:10.1378/chest.14-0131
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二次確認コホート:PBB 36例、対照 11例
有症状PBBでは、IL-1β、α−defensin遺伝子及びその産物有意増加
好中球ケモカイン受容体 CXCR2発現も高値
だが、IL-1RA:IL-1β比はPBBで低下
確認コホートにて、IL-1β及びα-defensin 1-3の蛋白・遺伝子発現高値、IL-1経路メンバー・CXCR2の遺伝子発現高値 も 確認
治療・症状改善と共に、IL-1β及びα-defensin 1-3は低下。
再発PBB小児では、IL-1βシグナル化分子 pellino-1、IL-1受容体関連kinase 2も高値
IL-1β蛋白レベルは、BAL好中球高値 と関連し、咳嗽症状期間・重症度と相関。
IL-1βおよびα-defensin 1-3レベルは補正される。
結論:PBBは、IL-1β経路活性化により特徴付けられ、IL-1βおよび関連メディエータは、BAL好中球増加、咳症状、疾患再発性と相関。このことは小児遷延化咳嗽の機転解明に役立つだろう。
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