2015年2月13日金曜日

GWA: 肥満は脳から生じる・・・

GIANT genome wide studyにて、50万名を超える遺伝子サンプル

肥満トライアルで役割を認めるゲノムのlocus 100超を新しいコンピュータ技術を用い発見



Genetic studies of body mass index yield new insights for obesity biology
Adam E. Locke,
Nature 518, 197–206 (12 February 2015) doi:10.1038/nature14177

BMI関連の 97 locus、うち 56は新発見
5つは、独立した関連シグナルについての明らかなエビデンスがあるもので、多くのlocusは、他の代謝phenotypeに有意な影響を与えるものが多い。
BMI 2.7%の変動説明が97のlocusで説明可能
Genome-wideでは、BMI変異の20%ほどコモンな変異で説明可能と示唆される。


Pathway analyses にて肥満感受性における、中枢神経系の役割が強く示唆され、新しい遺伝子・経路関与示唆し、これはシナプス機能、グルタミン酸シグナル化、インスリン分泌/作用、エネルギー代謝、lipid biologyとadipogenesisと関連性示唆。






Largest ever genome-wide study strengthens genetic link to obesity (VIDEO)

同種造血幹細胞移植:ドナーのテロメア長が、レシピエントの5年生存率に影響を与える

重症再生不良性貧血における、同種造血幹細胞移植(HCT)を受けたレシピエントの5年生存率は、そのHCTドナーのテロメア長と相関する。


Association Between Donor Leukocyte Telomere Length and Survival After Unrelated Allogeneic Hematopoietic Cell Transplantation for Severe Aplastic Anemia 
Shahinaz M. Gadalla, et. al.  
JAMA. 2015;313(6):594-602. doi:10.1001/jama.2015.7.


テロメラーゼは、染色体の週末を保護し、細胞加齢と再生能のマーカーである重度再生不良性貧血患者において、レシピエントとドナーの移植前白血球テロメア長と、関連ないドナーallogenic 造血細胞移植後のアウトカムについて調査。
330名(後天性 235名、Fanconi貧血 85名、 Diamond-Blackfan 貧血 10名
全生存率、好中球回復、急性・慢性GVHD

ドナーのテロメア長長い場合(5年包括生存率 56%、 リスク数 57、 累積死亡 50)、短い場合(5年包括生存率 40%、 リスク数 71、 累積死亡 128)と比べ、生存確率高まる(p=0.009)

ドナー年齢、疾患サブタイプ、Kernofsky PS、グラフト種類、HLAマッチング、先行貧血治療種類、人種/民族、移植暦年齢補正後も統計学的有意差残る
28日目のテロメア長と、好中球グラフト化の相関性認めず

レシピエントの移植前テロメア長は移植後生存期間と関連せず





クレアチン一水和物サプリメント:パーキンソン病への早期長期投与効果認めず

クレアチン一水和物長期使用の筋力・パワーへの効果
Long-Term Effects of Creatine Monohydrate on
Strength and Power
Journal of Strength and Conditioning Research, 1999, 13(3), 187–192



ゴルフドライバーの飛距離 8.4 %増加するそうな・・・

Effects of a dietary supplement on golf drive distance and functional indices of golf performance.




パーキンソン病患者への、長期他施設二重盲検平行群プラシーボ対照化1:1ランダム化有効性トライアル



Effect of Creatine Monohydrate on Clinical Progression in Patients With Parkinson Disease
A Randomized Clinical Trial
Writing Group for the NINDS Exploratory Trials in Parkinson Disease (NET-PD) Investigators



クレアチン一水和物を10g/日、5年間投与

早期中止
フォローアップ期間中央値: 4年

955名の参加者のうち、 総計ランク平均
プラシーボ群 2360 (95% CI, 2249-2470)
クレアチニン群 2414 (95% CI, 2304-2524)
global statistical test t1865.8 = −0.75 (2-sided P = .45)

副作用及び身体上重篤副作用イベントの検出可能差認めず 

結局、パーキンソン病患者では早期投与にかかわらず、臨床的アウトカム改善とつながらなかった。




noteへ実験的移行

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