Prognosis of acute coronary events is worse in patients living alone: the FINAMI myocardial infarction register
European Journal of Preventive Cardiology
Published online before print January 30, 2013,
doi: 10.1177/2047487313475893 European Journal of Preventive Cardiology 2013 2047487313475893
35歳以上の15330名の急性冠症候群症例で、年齢補正後急性感症候群発症リスク
男性では、未婚なら既婚比較で 58% → 66% とリスク増加
女性では、60% → 65% とリスク増加
急性冠症候群イベント入院全患者では、28日死亡率が既婚男女にくらべ、未婚男女は有意にかつ著名にリスクが増加する。
急性冠症候群入院後28日死亡率(性別、婚姻状態、同居人数補正)
パラメータ | 男性, % (95% CI) | 女性, % (95% CI) |
婚姻状態 | ||
既婚 | 26 (24–29) | 20 (15–24) |
未婚 | 51 (46–57) | 43 (31–56) |
婚姻経験あり | 42 (37–47) | 32 (25–39) |
同居人数 | ||
他の2名以上と同居 | 31 (28–35) | 21 (14–28) |
他の1名と同居 |
31 (28–34) | 25 (19–31) |
独居 |
49 (44–54) | 43 (35–51) |
加えて、35−64歳群の解析では、1年後死亡率は、婚姻経験ありに比べ(44% (95% CI 40%–49%))、結婚経験のない男性で有意に高い( 55% (95% CI 50%–60%) )
同様に、独居者がいる場合での検討だが、1年後死亡率は、独居の男性で有意に死亡率高く (52% (95% CI 48%-57%))、女性でも高い( 45% (95% CI 37%-53%))
独居かつ未婚者が、1年後のもっとも生存率の悪い状況で、最も死亡率が少ないのは既婚男女・2名以上の他の同居人が存在する場合。
急性冠症候群入院患者全員のうち、28日死亡率は、既婚男女より未婚男女で有意に急激に高くなっている。