2018年4月19日木曜日

QFT高値ほど結核発症リスク高い:ただしプラトーあり

ノルウェー国内レジストリデータによるQFT値による結核発症予測検討

QuantiFERON TB-Gold(QFT)検査値の高低により結核発症リスクかかわるということ


既に、 https://www.riid.or.jp/contents/faq/
Q IGRA検査の数値が高いと発病しているのでしょうか?

A 理論的にIFN-γ産生応答と抗原量は相関していると考えられていますので、検査値が高いと結核菌数が多い、すなわち発病するリスクは高い可能性があり、これを裏づける報告もあります。しかし、高いからといって必ずしも発病する訳ではありませんので、他の臨床所見や検査結果等を併せ総合的に判断する必要があります。

以上の記載がある



Stratification by interferon-γ release assay level predicts risk of incident TB
Brita Askeland Winje, et al.
BMJournals  Thorax 2018;0:1–10. doi:10.1136/thoraxjnl-2017-211147


44,875名、QFT 50,389からの前向き解析、結核発症 257名、QFT陽性 22% (n=9878)

結核リスクは、プラトーレベルまでIFN-γ値により増加、プラトー以上では付加的予後情報と相関せず
IFN-γ値 0.35 to < 1.00、 1.00 〜 <4 .00="" 11.6="" 16.5="" 19.2="" 19.8="" 31.3="" 31.6="" 4.00="" 4.7="" 49.5="" 8.8="" ci="" p="" to=""><1 .00="" 1.00="" and="" to=""><0 .35="" iu="" ml="" p="">










latent infection 、潜在性感染は結核管理に関して低感染症率国にとっては重要な戦略


QFTは免疫能に依存するから、T-Spotを好む傾向が強いと思う

明治R-1 5年経ってもステマ

明治「R-1」がTBS系番組でステマ疑惑 放送作家音声データ公開
http://bunshun.jp/articles/-/7065



「あの番組で、R-1乳酸菌の特集が1回放送されるたびに、明治から代理店を介してMBSと安藤氏の制作会社に800万円が支払われていたようです」(同前)


 A氏の証言をもとに、取材を進める過程で、小誌は疑惑を裏付ける証拠音源を5時間分、入手した。その中で、番組に対して明治のステマを疑う声がネット上に広がっていることを、スタッフから指摘された安藤氏は、こう開き直っている。


「『ステマ』だとか、『企業から金もらっている』とか、ぐちゃぐちゃ言っている奴は別に(ネットに)書けばいいじゃん。実際、金もらっているんだから、しょうがないじゃん」


一方の明治広報部に、ステマ疑惑について尋ねたところ、こう答えた。

〈弊社では1073R-1乳酸菌に限らず、様々な研究成果について、企業活動の一環として広く情報提供活動を行っています。毎日放送の件についても、適切に情報提供を行っており、ご指摘にあるような事実はないと考えております〉





MBS関係者に、例の“あるある・・・”の関係者がいるとのこと!






明治「R-1ステマ」疑惑もまさかの「常習」!? 以前も地方局で疑惑、以前は「デザインパクリ」疑惑も出たトホホぶり
【この記事のキーワード】R-1, ステマ, 明治, 週刊文春
http://biz-journal.jp/gj/2018/04/post_6357.html







明治のヨーグルト人気、交錯するそれぞれの思惑
機能性ヨーグルト「R-1」が大ヒット
https://toyokeizai.net/articles/-/8944?page=2


この記事、私の名前もあるのだけど

このブログ記事を元に取材されたもの

ステマ:明治乳業「R-1ヨーグルト」騒ぎ
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/02/r1.html




企業倫理とやらはないようだ・・・明治さん


製薬メーカーにも似たような名前があるけど・・・
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/medical/


信頼性そこねるだけで

IMPACT 研究:トリプル吸入剤(ICS/LABA/LAMA)は2剤併用(ICS/LABA、LABA/LAMA)より急性増悪減少

吸入ステロイド(ICS)、長時間作用性β2刺激薬(LABA)、長時間作用性ムスカリニック受容体アンタゴニスト(LAMA)を1吸入で完結するトリプルセラピー


インダカテロール/グリコピロニウム(LABA/LAMA)の方がサルメテロール/フルチカゾン(ICS/LABA)より急性増悪患者既往ある患者の急性増悪率低下効果はより強力
FLAME研究:N Engl J Med 2016; 374:2222-2234

ということだったが・・・

アジア人 16%ほど含む

COPD 10,355名、RCT 52週間


  • Triple therapy: once-daily combination of fluticasone furoate (an inhaled glucocorticoid) at a dose of 100 μg
  • LAMA/LABA:umeclidinium (a LAMA) at a dose of 62.5 μg, vilanterol (a LABA) at a dose of 25 μg (triple therapy) 
  • ICS/LABA:fluticasone furoate–vilanterol (at doses of 100 μg and 25 μg) 


プライマリアウトカム:治療中中等度・重度COPD急性増悪年次発生率


Once-Daily Single-Inhaler Triple versus Dual Therapy in Patients with COPD
David A. Lipson., et al., for the IMPACT Investigators
N. Engl. J. Med. April 18, 2018
DOI: 10.1056/NEJMoa1713901

プライマリエンドポイント率

  • triple therapy 0.91/年 ICS/LABA  1.07/年  LAMA/LABA 1.21/年
  • triple vs ICS/LABA 0.85; 95% 信頼区間 [CI] 0.80 - 0.90 ; 1% 差 P< 0.001
  • triple vs LAMA/LABA 0.75; 95% CI, 0.70 - 0.81 ; 2% 差 P< 0.001


入院帰結重度急性増悪年次発生率
triple theapy 0.13  LAMA/LABA 0.19 発生率比 0.66; 95% CI, 0.56 - 0.78; 34% 差 P< 0.001

ICS/LABA群では、LAMA/LABA群比較で肺炎発生率高い
臨床診断肺炎リスクは、LAMA/LABA比較においてtriple therapyで高い( time-to-first-event analysis)   (ハザード比, 1.53; 95% CI, 1.22 to 1.92; P<0.001)

筆者結論:triple therapyは、中等度・重度COPD急性増悪の発生率をICS/LABA、LAMA/LABA比較で減少効果が認められる。triple therapyは、ABA/LAMAよりCOPDによる入院率低下をLもたらす




  • Trough FEV1 Triple 1274 (1265-1282) vs ICS/LABA 1177 (1168-1185) vs LABA/LAMA 1220 (1208 - 1232)
  • SGRQ at 52週 Triple 45.0(44.5 - 45.4) vs ICS/LABA 46.8 (46.3 - 47.2) vs LABA/LAMA 46.8 (46.1 - 47.4) 


好酸球に関する記載
好酸球レベルに関連無く、Triple therapyはプライマリエンドポイント改善
だが、150/μL以上で特に効果有り

戦略上のヒントになるのかも・・・


講演会基本的に開かなくなったメーカーの製品だが、果たして、いかなるマーケット戦略を行うのか? 講演会講師料や研究費をせびる教授様たちのご機嫌は悪いままだと聞いているが・・・

noteへ実験的移行

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