結論からは、メトホルミン治療糖尿病患者に、インスリンを追加すると、対SU剤比較で、非致死性心血管アウトカム・全原因死亡率を増加させる。
Association Between Intensification of Metformin Treatment With Insulin vs Sulfonylureas and Cardiovascular Events and All-Cause Mortality Among Patients With Diabetes
Christianne L. Roumie,et.al.
JAMA. 2014;311(22):2288-2296. doi:10.1001/jama.2014.4312.
メトホルミン単一種類糖尿病治療薬投与患者 17万8341名での検討
インスリン vs SU剤追加(2948名 vs 3万9990名)により、非致死性心血管疾患、全原因死亡率増加と関連する。
Propensity スコア・マッチ化: メトホルミン+インスリン 2,436名 vs メトホルミン+ SU剤 12,180名
Intensificationにて、メトホルミン処方中央値14ヶ月間(IQR, 5-30)、HbA1c 8.1%(IQR 7.2% - 9.9%)
Intensification後の期間中央値は、 14 ヶ月 (IQR, 6-29 ヶ月)
プライマリアウトカムは、インスリン追加群 vs SU剤追加群にて、 42.7 vs 32.8 イベント/ 1000 人年、補正ハザード比 [aHR], 1.30; 95% CI, 1.07-1.58; P = .009)
急性心筋梗塞と卒中は、特に、類似性あり 41 vs 229 イベント (10.2 vs 11.9 イベント/ 1000 人年; aHR, 0.88; 95% CI, 0.59-1.30; P = .52)
一方、全原因死亡率は、 137 vs 444 イベント (33.7 vs 22.7 /イベント 1000 人年; aHR, 1.44; 95% CI, 1.15-1.79; P = .001)
セカンダリアウトカムは、54 vs 258
(AMI、卒中入院、心血管死亡死 22.8 vs 22.5 1000 /人年; aHR, 0.98; 95% CI, 0.71-1.34; P = .87)
Kumamoto Study?