Management of Hyperglycemia in Hospitalized Patients in Non-Critical Care Setting:
An Endocrine Society Clinical Practice Guideline
Umpierrez et al
JCEM 97 (1): 16
解説:http://www.medscape.com/viewarticle/756541?src=rss
低血糖は、入院期間を延長し、非重症入院の感染頻度・死亡増加をもたらす。
CPG task forceの委員長Guillermo Umpierrez( University in Atlanta, Georgia)は、非重篤状況の入院患者低血糖管理のための推奨であると述べている。
低血糖は地域病院の32%-38%にあり、糖尿病既往だけに限らないことが今までの観察研究で報告されている。より良好な 血糖コントロールは一般内科・外科入院合併症を減らすことが観察研究・ランダム化対照化治験で明らかで、さらに、全患者は血糖検査をすべきということを示唆し、新しいガイドラインでは、血糖目標設定、3つのゴールに到達するようデザインされたプロトコール・システムを記述している。
- 今までの糖尿病診断と関係なく、全員で、血糖検査を入院時行うべきである。 糖尿病既知もしくは高血糖(glucose < 7.8 mmol/L[140 mg/dL])では、HbA1cに関し、2-3ヶ月前に検査が行われてなかったら、測定を行うべきである
- 重症でない状況では、多くの入院患者にとって、食前血糖は 140 mg/dL未満であるべきで、ランダムな血糖目標は180 mg/dLをターゲットとすべき。 抗糖尿病治療はもし血糖値が5.6mmol/L(100mg/dL)未満に低下したら再評価すべきで、3.9mmol/L(70 mg/dL)では修正がなされるべき。
- 血糖目標は、臨床状態に応じて修正すべきで、低血糖傾向のない場合は厳格なコントロールは、ターミナルな病態や生命予後が限られている場合、低血糖リスクがある場合は、高めの目標( < < 11.2 mmol/L or 200 mg/dL)にする
- 自宅でインスリンをうつ糖尿病患者は、入院中も皮下インスリンのスケジュールを遵守すべき。
- 周術的低血糖予防のため、手術を受ける1型糖尿病全患者、2型糖尿病のほとんどは、静脈内継続投与もしくは皮下basal insulin投与+必要時bolus insulinで治療すべき。
- 入院時高血糖( < < 7.8 mmol/L[140 mg/dL])の全患者、腸管・非経口栄養全患者では、ベッドサイドの毛細血管血point-of-care血糖検査を糖尿病歴の有無にかかわらず行うべき。 コルチコステロイドやオクトレオチドオクトレオチドなどの高血糖関連の場合も同様に対処すべき。
- 静注継続インスリン治療終了前1-2時間は最低でも中止し、1型・2型糖尿病は計画的な皮下インスリン投与に移行すべき。
http://www.hormone.org/Resources/upload/Hyperglycemia-in-the-Hospital-Web.pdf