参照: 次の疑似科学の舞台は「遺伝子」かも
遺伝的な要素あるほど、生活行動変容が重要という話にもなるのかもしれない
観察研究にてフィットネス、身体活動性との心血管疾患の逆相関性示唆されているが、これら疾患の遺伝的感受性増加群での相関性検討はなされてない
ということで、冠動脈性心疾患、心房細動遺伝子リスクスコアをベースに個別層別化
その上で、フィットネス・身体活動性と遺伝子リスクを最小3分位参照で疾患リスクを評価
UK Biobank、502,635名の大規模コホート、フォローアップ中央期間 6.1年間、IQR 5.5-6.8年
Associations of Fitness, Physical Activity, Strength, and Genetic Risk With Cardiovascular Disease: Longitudinal Analyses in the UK Biobank Study
Emmi Tikkanen, et al.
https://doi.org/10.1161/CIRCULATIONAHA.117.032432
Circulation. 2018;CIRCULATIONAHA.117.032432
http://circ.ahajournals.org/content/early/2018/04/04/CIRCULATIONAHA.117.032432
- 握力、身体活動性、心肺フィットネスは心血管イベント発生と逆相関 (冠動脈性心疾患: ハザード比 [HR], 0.79; 95% 信頼区間 [CI], 0.77– 0.81; HR, 0.95; 95% CI, 0.93–0.97; HR, 0.68; 95% CI, 0.63–0.74, per SD change,; 心房細動: HR, 0.75; 95% CI, 0.73– 0.76; HR, 0.93; 95% CI, 0.91–0.95; HR, 0.60; 95% CI, 0.56–0.65, per SD change)
- 握力及び心肺フィットネス最良値は、どの遺伝子群でも、冠動脈性心疾患、心房細動の発生リスク低下と関連 (Ptrend <0 .001="" category="" each="" genetic="" in="" li="" risk=""> 0>
- 特に、遺伝子高リスク群では、心肺フィットネス高レベルは冠動脈性心疾患リスク49%低下 (HR, 0.51; 95% CI, 0.38–0.69)、心房細動リスク60%低下(HR, 0.40; 95%, CI 0.30–0.55)
遺伝・環境要素として、遺伝の方はgenome-wide genetic dataを使用