2016年1月18日月曜日

COPDスコア:COPD急性増悪の院内・30日内死亡率推定

COPD急性増悪(AECOPD)による入院は発生率高く、死亡予後とも関連する
指標としてのDECAFスコアのよごパフォーマンス評価






Validation of the DECAF score to predict hospital mortality in acute exacerbations of COPD
C Eehevarria,  et. al.
Thorax 2016;71:133-140 doi:10.1136/thoraxjnl-2015-207775
内的・外的評価コホートそれぞれ880、845

平均年齢 73.1 (SD 10.3)歳、女性 54.3%、FEV1予測推定値 平均 (SD) FEV1 45.5 (18.3)

死亡率 7.7%

院内死亡率 DECAFの曲線下面積(AUROC) 内的評価コホート 0.83 (95% CI 0.78 to 0.87)、 外的評価コホート 0.82 (95% CI 0.77 to 0.87) 院内もしくは30日内死亡率の予後スコアとして他指標より優越



eMRCD score : 最近3ヶ月で、もっとも最良と感じたときに、以下の文言で最も自分の息切れのレベルを言い当ててるのはどれか?
激しい運動の時のみ息切れ 1
軽度坂道を急ぎ歩く時 2
一緒に歩く人より歩行速度が遅い、あるいは、15分歩くと止まる 3
100m歩行後、あるいは数分歩行後、息が上がり止まる 4
息切れのため1人では家を離れられないが、入浴・着替えは自分でできる 5a
息切れのため1人では家を離れられないし、入浴・着替えに補助必要 5b



例えば、eMRCD3より悪化し、eMRCD 4ほど悪化してない場合は、eMRCD 3と記述




DECAF score
D eMRCD5aなら 、 eMRCD5bなら E Eosinopenia (好酸球 < 0.05 x 109/L ) C Consolidation A Moderate or severe acidamei (pH < 7.3) F 心房細動(p.a.f. 既往を含め) 


COPD:血中好酸球比率2%:ICS/LABAによる急性増悪減少効果指標?

FP/SALというICS/LABA合剤のレビュー

血中好酸球2%以上がICS治療の急性増悪減少と関連するか?



Blood eosinophils and inhaled corticosteroid/long-acting β-2 agonist efficacy in COPD
Ian D Pavord, et. al.
Thorax 2016;71:118-125 doi:10.1136/thoraxjnl-2015-207021


好酸球2%以上の患者で、FP/SALは、tiotropiumに比べ有意に急性増悪率減少を示す (INSPIRE: n=719, rate ratio (RR)=0.75, 95% CI 0.60 to 0.92, p=0.006)、同様プラシーボ比較でも同様
 (TRISTAN: n=1049, RR=0.63, 95% CI 0.50 to 0.79, p<0 .001="" br="">

好酸球 2%未満では、いずれでも有意差なし (INSPIRE: n=550, RR=1.18, 95% CI 0.92 to 1.51, p=0.186; TRISTAN: n=354, RR=0.99, 95% CI 0.67 to 1.47, p=0.957, respectively)




SCO30002 (n=373)でも、有意差無し (FP or FP/SAL vs placebo)

好酸球サブグループと、FEV1とSGRQ治療効果判定に関連性認めず

noteへ実験的移行

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