体重減少のためには、好気的運動がやはり適切
ただし、除脂肪量(すなわち、骨と筋肉の量) を増やすためにはレジスタンス・トレーニング分を増やさないといけないという常識的に思える話を証明
Effects of aerobic and/or resistance training on body mass and fat mass in overweight or obese adults
Leslie Willis, et. al.
Journal of Applied Physiology December 15, 2012 vol. 113 no. 12 1831-1837
119名の運動不足、過体重・肥満成人を3つの運動プロトコール割り付け
1) RT: resistance training :レジスタンス・トレーニング
2) AT: aerobic training :好気的運動
3) AT/RT: aerobic and resistance training (combination of AT and RT) :好気的運動+レジスタンス・トレーニング
プライマリアウトカムは総体重、脂肪体重、除脂肪体重
ATとAT/RT群は、RTより、総体重と脂肪体重 減少(p<0.05)
しかし、他はさ無し
RTとAT/RTは、ATより、除脂肪体重増加(p<0.05)
経過観察期間を2倍すると、ATとRTの組み合わせプログラムはAT単独に比べ脂肪量・総体重量に関して有意差認めなくなる。
健康ベネフィットとしての必要経過期間のバランスをとれば、ATが脂肪量・総体重減少に最も適切な運動と考えられ、RTを含むプログラムは中年、過体重/肥満者にとって、除脂肪体重増加のために必要な運動と考えられる。