2015年1月7日水曜日

子供の睡眠:小画面デバイスにより睡眠不足、睡眠障害より著明 ・・・ テレビ視聴も

就寝前小画面デバイスを使用した場合、部屋のテレビをつけた場合より、睡眠時時間が短い。



Sleep duration, restfulness and screens in the sleep environment
Falbe J, et al 
Peds 2015; DOI: 10.1542/peds.2014-2306.

小画面デバイス を近くにおいて眠った子供は、非使用子供と比べ 睡眠時間20.6分p (95% 信頼区間 [CI], −29.7 ~ −11.4) 短く、休息・睡眠不十分と自覚する比率が多い  (発生頻度, 1.39; 95% CI, 1.21 ~ 1.60)

テレビのある部屋で寝た子供も、テレビのない部屋で寝る子供に比べ、18.0分 (95% CI, −27.9 to −8.1)ほど睡眠時間短い。


TV やDVD視聴 、コンピュータゲームプレイは、睡眠アウトカム悪化と関連 (p < 0.01 )

ヒスパニック、非ヒスパニック黒人、年長においてより相関性が高い (heterogeneity p < 0.05) 

CRIC研究:尿中クレアチニン排泄量低下は臨床的アウトカム悪化と相関するも、インピーダンス測定FFMはアウトカムと相関せず

言わずもがな、クレアチニン・Cr総量は体筋肉量を反映している。筋肉量が少なければESRDや死亡率増加しやすいといういままでの報告。筋肉内組成を反映しているかもしれない、インピーダンス法検査やDXAによる除脂肪体重評価は臨床的アウトカムと相関してなかった。

この解釈は? 



慢性疾患を持つ場合、尿中クレアチニン排泄量(UCr)の低値と、死亡率増加の関連性が知られていた。ただ、UCrのうちの体組成などの要因への影響は不明。

注目アウトカム予測について、UCrと体組成指標

具体的には、UCr、除脂肪容積(FFM)を電気生理インピーダンス法にて測定、、DXAによる四肢除脂肪量を検討

UCr低値ほど、死亡、ESRDというアウトカムと相関

Urinary creatinine excretion, bioelectrical impedance analysis, and clinical outcomes in patients with CKD: The CRIC study
Wilson FP, et al
Clin J Am Soc Nephrol 2014; DOI: 10.2215/CJN.03790414.


CRIC研究、3605名登録の尿中クレアチニンと電気生理的インピーダンス測定、232名のDXAスキャンによる体組成研究を行った。
平均年齢57.8歳、男性が半数、黒人42%
フォローアップ中央値 4.2年、死亡率 9.3、ESRD発症 14.2%

尿中Cr排泄量(UCr)減少は、電気生理学的インピーダンス測定FFM値補正後も、死亡・ESRDと相関

死亡率:補正ハザード比/UCrの1SD増加 0,63(95%信頼区間 0.56-0.72)

ESRD:補正ハザード比/UCrの1SD増加 0.70(95%信頼区間 0.63-0.75)



一方、電気生理学的インピーダンスFFMデータは、死亡、ESRDと有意相関しないが、筋肉量とは強い相関性はある。





電気生理学的インピーダンス測定FFM、すなわち除脂肪体重量は、アウトカムに関連性が見られない。一方、尿中クレアチニン排泄量減少は臨床的アウトカムと相関する。


インピーダンス法は筋肉組成を反映している可能性があるとのこと


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