2012年7月27日金曜日

40歳代の乳がんリスク

40歳代での高リスク篩分けというのは、この世代での検診必要性と関連し重要。



 Risk Factors for Breast Cancer for Women Aged 40 to 49 Years: A Systematic Review and Meta-analysis
Heidi D. Nelson, et. al.
Ann Intern Med. 1 May 2012;156(9):635-648

40歳代女性のリスク増加要素
・ 極度のdense breasts(高濃度乳房)、乳がんを有する第一度近親者 (≥2 倍)

・ 乳がん生検の既往、乳がんを有する第二度近親者、不均一濃度乳房 (1.5- ~ 2.0- 倍)

・ 現行経口避妊薬使用、 未婚、 30歳以上での初回出産 (1.0- ~ 1.5-倍)





関連:
Tipping the Balance of Benefits and Harms to Favor Screening Mammography Starting at Age 40 Years: A Comparative Modeling Study of Risk
Nicolien T. van Ravesteyn et. al.
Ann Intern Med. 1 May 2012;156(9):609-617

骨折・がん・心筋梗塞・死亡組み合わせリスク最小ビタミンD濃度閾値はどの程度か?

ビタミンDに関して、喧噪状況がつついている。
閉経後女性骨折予防防止のためのカル シウム・ビタミンDサプリメント使用しないよう推奨へ・・・ 2012年6月13日水曜日

ビタミンD濃度と骨折だけで無く、心筋梗塞、がん、死亡リスク組み合わせ最小閾値の検討


Serum 25-Hydroxyvitamin D Concentration and Risk for Major Clinical Disease Events in a Community-Based Population of Older Adults: A Cohort Study
Ian H. de Boer, M et. al.
Ann Intern Med. 1 May 2012;156(9):627-634

臨床的イベントリスク増加関連する25-(OH)D濃度閾値は、50 nmol/L(20 ng/mL)

4つの米国地域住民研究、1992-2006年のデータ 1621名の白人対象

11年間中央値フォローアップ、組み合わせアウトカムは1018名(63%)

股関節骨折 137、心筋梗塞 186、がん 335、死亡 360

上記・組み合わせアウトカムリスクと関連する低25-(OH)Dは季節によるばらつきがあり(P=0.057)

季節特異的 最良判別リスク Z スコア - 0.54 より低濃度を組み合わせアウトカムから判別し、補正解析にて24%リスク増加と相関(95% CI, 9% ~ 42%)

季節特異的 25-(OH)D濃度に相当するのは、冬 43 mol/L(17 ng/mL)、春 50 mol/L(20 ng/mL)、夏 61 mol/L(24 ng/mL)、秋 55mol/L(22 ng/mL)



メタアナリシス: ビタミンD±カルシウムサプリメント:癌・骨折予防 2011年 12月 26日

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禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note