糖尿病患者では、メトホルミン使用にて、心筋梗塞後アウトカム改善効果ある
その機序は、AMP活性化蛋白キナーゼのリン酸化促進により、細胞内経路の変容とミトコンドリア機能改善作用であり、糖尿病じゃ無い場合もきたいできるじゃないかという話。
だが、机上の空論
ST上昇型心筋梗塞・プライマリPCI施行・非糖尿病患者において、メトホルミン使用は、4ヶ月後左室駆出率改善せず
Effect of Metformin on Left Ventricular Function After Acute Myocardial Infarction in Patients Without DiabetesThe GIPS-III Randomized Clinical Trial
Chris P. H. Lexis, et. al.; for the GIPS-III Investigators
JAMA. Published online March 31, 2014. doi:10.1001/jama.2014.3315
2014年4月2日水曜日
ACC2014:PCSK9阻害剤トライアル関連
高コレステロール:PCSK9系薬剤:神経認知機能障害副作用の可能性 http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/03/blog-post_8.html
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これで、勢いがそがれたような気がするが・・・
さらに、エゼチミブの臨床効果不良エビデンスの過去もあり、スタチンと違う系統の薬剤には厳しい視点でみるべきと思う。
しかし、その臨床効果はゼチーアとは格段に差があるため、ACC2014では、やはり関心を呼ぶ薬剤となっているようだ。
・GAUSS-2 (J Am Coll Cardiol. 2014;():. doi:10.1016/j.jacc.2014.03.019):
・LAPLACE-2:2週間に一度の治療・背景混在トライアルで、55%から76%のLDLコレステロール減少効果
LAPLACE-2、GAUSS-2とも、12週間トライアルで、高コレステロール/混合型脂質異常症 トライアルで、スタチン治療抵抗性、LDLコレステロールの大幅減少認めた。
・DESCARTES(NEJM March. 29. 2014, http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1316222#t=article): 高コレステロール血症、901名対象、420mg/日×4週間 vs プラシーボ;52週にてベースラインより57%LDLコレステロール減少、併用効果としてはアトルバスタチン・エゼチミブ併用で62%まで減少。
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これで、勢いがそがれたような気がするが・・・
さらに、エゼチミブの臨床効果不良エビデンスの過去もあり、スタチンと違う系統の薬剤には厳しい視点でみるべきと思う。
しかし、その臨床効果はゼチーアとは格段に差があるため、ACC2014では、やはり関心を呼ぶ薬剤となっているようだ。
evolocumab (Amgen, Thousand Oaks, CA)evolocumab : エボロクマブ
alirocumab (Regeneron Pharmaceuticals, Tarrytown, NY)
bococizumab (Pfizer, New York)
・GAUSS-2 (J Am Coll Cardiol. 2014;():. doi:10.1016/j.jacc.2014.03.019):
・LAPLACE-2:2週間に一度の治療・背景混在トライアルで、55%から76%のLDLコレステロール減少効果
LAPLACE-2、GAUSS-2とも、12週間トライアルで、高コレステロール/混合型脂質異常症 トライアルで、スタチン治療抵抗性、LDLコレステロールの大幅減少認めた。
・DESCARTES(NEJM March. 29. 2014, http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1316222#t=article): 高コレステロール血症、901名対象、420mg/日×4週間 vs プラシーボ;52週にてベースラインより57%LDLコレステロール減少、併用効果としてはアトルバスタチン・エゼチミブ併用で62%まで減少。
ダイエット飲料で心血管疾患イベント・死亡率増加
diet beverages :人工甘味ソーダ・フルーツジュースを含む、ダイエット飲料は、糖が加わり、さらに、カロリー密度高く、正常のフィードバックメカニズム混乱をもたらす。
これらの飲料2回、もしくは12オンス(340g程度) 超で、その後10年間の心血管イベント30%増加、そして、死亡リスクを50%増加させる。
もちろん、このようなダイエット飲料を常用する状況というのは、不健康なライフスタイル・食事の中身poorという状況が存在するのだろうが・・・
Diet Drink Consumption and the Risk of Cardiovascular Events: A Report from the Women’s Health Initiative
Ankur Vyas (University of Iowa Hospitals and Clinic, Iowa City)
http://www.abstractsonline.com/pp8/#!/3392/presentation/30445
WHI観察研究:女性 59,614 名、平均年齢 62.8歳
非補正分析(8.69±2.69年間)、プライマリアウトカム(冠動脈性心疾患、うっ血性心不全、心筋梗塞、冠動脈再建術、虚血性卒中、PAD、CVD死亡)比較
ダイエット飲料 2以上/日 8.5%、5−7/週 6.9%、1−4/週 6.8%、0−3/月 7.2%
人口動態特性・BMI・喫煙・ホルモン治療・身体活動性・カロリー摂取・塩摂取量・糖尿病・高血圧・高コレステロール/糖加飲料摂取などを含むCVDリスク因子補正後は、2以上/日摂取で、CVDイベント HR 1.3, 95% CI 1.1-1.5)、 CVD 死亡率 (HR 1.5, 95% CI 1.03-2.3) 、全原因死亡率(HR 1.3, 95% CI 1.04-1.5) 、 0-3/月群比較で増加。
これらの飲料2回、もしくは12オンス(340g程度) 超で、その後10年間の心血管イベント30%増加、そして、死亡リスクを50%増加させる。
もちろん、このようなダイエット飲料を常用する状況というのは、不健康なライフスタイル・食事の中身poorという状況が存在するのだろうが・・・
Diet Drink Consumption and the Risk of Cardiovascular Events: A Report from the Women’s Health Initiative
Ankur Vyas (University of Iowa Hospitals and Clinic, Iowa City)
http://www.abstractsonline.com/pp8/#!/3392/presentation/30445
WHI観察研究:女性 59,614 名、平均年齢 62.8歳
非補正分析(8.69±2.69年間)、プライマリアウトカム(冠動脈性心疾患、うっ血性心不全、心筋梗塞、冠動脈再建術、虚血性卒中、PAD、CVD死亡)比較
ダイエット飲料 2以上/日 8.5%、5−7/週 6.9%、1−4/週 6.8%、0−3/月 7.2%
人口動態特性・BMI・喫煙・ホルモン治療・身体活動性・カロリー摂取・塩摂取量・糖尿病・高血圧・高コレステロール/糖加飲料摂取などを含むCVDリスク因子補正後は、2以上/日摂取で、CVDイベント HR 1.3, 95% CI 1.1-1.5)、 CVD 死亡率 (HR 1.5, 95% CI 1.03-2.3) 、全原因死亡率(HR 1.3, 95% CI 1.04-1.5) 、 0-3/月群比較で増加。
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