家族集積性として、遺伝学的第1度近親者と第2度近親者の推定相対リスクで考察されている。
(日本の法律上の近親カウントと異なるので注意:http://www.falco-genetics.com/brcastudy_end/main/q01/index.html)兄弟は同じ環境に育つわけだから、遺伝的集積性以外に影響を与えているのかもしれない。
Clinical and epidemiological research
Extended report
Familial aggregation of gout and relative genetic and environmental contributions: a nationwide population study in Taiwan
Ann Rheum Dis doi:10.1136/annrheumdis-2013-204067
痛風に関して・第1度近親者:相対リスク
女性 1.97 (95% CI 1.94 to 1.99))
・第2度近親者
女性 1.40 (95% CI 1.35 to 1.46))
双生児 8.02 (6.95 to 9.26) 、兄弟 2.59 (2.54 to 2.63)、子供 1.96 (1.95 to 1.97)、親 1.93 (1.91 to 1.94)、孫 1.48 (1.43 to 1.53)、甥・姪 1.40 (1.32 to 1.47)、おじ・おば 1.31 (1.24 to 1.39)、祖父母 1.26 (1.21 to 1.30)
痛風発現型相対的寄与として、遺伝性、コモン環境要素、非共有環境要素は、それぞれ、男性 35.1,、28.1、36.8% 、 女性 17.0、 18.5 、64.5%
住民ベース研究において、痛風の家族集積性が明らかになり、痛風リスクは家族歴有りで頻度が高い。遺伝的・環境的要素が痛風疫学と関連しており、相対的要素として性別も関連。
男性 1.91 (95% CI 1.90 to 1.93)
男性 1.27 (95% CI 1.23 to 1.31)