2019年7月30日火曜日

大迫研究:家庭内血圧・脈拍および変動値 年齢、性別での検証

家庭血圧での測定値は安定した状態故より正確な予後因子となり得るだろう
家庭内での血圧および脈拍の変動性も評価し、年齢、性別などの特性を検証した報告

Ohasama(大迫)研究
http://www.t-mbp.com/research/Ohasama.html


家庭血圧、家庭脈拍数、および日々の変動性における年齢に関連した傾向を変動係数として評価し、前向きに評価した研究

調査結果は、年齢とともに家庭測定収縮期血圧が直線的に増加することが明らかに




70歳未満の男性vs女性では男性がより高い家庭測定収縮期血圧

家庭測定拡張期血圧の逆U字型の加齢に伴う傾向も明らか

40歳以上の参加者では、年齢とともに家庭での日々の収縮期血圧が直線的に増加。しかし、最低年齢が65-69歳の時点で、日々の拡張期血圧変動におけるU字型の年齢関連傾向が確認された
日々の血圧変動は性別によって有意差はなかった



加齢と共に、家庭の脈拍数の平均および日々の変動性に減少が見られたが、これらは男性vs女性比較では、男性で 脈拍が低く、脈拍変動数で高かった




Age‐Related Trends in Home Blood Pressure, Home Pulse Rate, and Day‐to‐Day Blood Pressure and Pulse Rate Variability Based on Longitudinal Cohort Data: The Ohasama Study
Michihiro Satoh , et al.
https://doi.org/10.1161/JAHA.119.012121
Journal of the American Heart Association. 2019;8
https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/JAHA.119.012121



やはり性差は加齢と共に減少するようだが、脈拍数は差を保ったままのようである。

家庭内血圧の目標値に変化をもたらすかもしれない

メジャーリーガーは長生き? 死亡率研究

プロのアスリートの健康に関する長期的影響への関心:メジャーリーガーたちの全死亡率を米国男性と比較した研究

一般的には全死亡率は一般集団に比べて低い

フィットネスの関係もあり、キャリアが長い選手は死亡率が低い
だが、いくつかの癌で死亡率が高く、フィールド内での日光暴露、化学物質など関連の可能性あり
体型による影響も他競技、ミッドフィルダー・アメフト選手は痩せているなどあり関与もあるのかもしれない


All-Cause and Cause-Specific Mortality Among Major League Baseball Players
Vy T. Nguyen, et al.
JAMA Intern Med. Published online July 22, 2019. doi:10.1001/jamainternmed.2019.1218
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2738781





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