2018年10月29日月曜日

2018年2型糖尿病高血糖管理:ADA/EASDコンセンサス報告

日本と違うので、"メトフォルミン”はベースで考慮されているという前提で・・・

上記報告の要約(今日は"うつでやる気無い"ので Google翻訳 ;つくづく優秀になったなぁと )
米国糖尿病学会と欧州糖尿病学会は、2012年と2015年に発表された成人の2型糖尿病の管理に関する事前の発表文を更新するためのパネル(→委員会)を開催した。 2014年以降の文献を体系的に評価することにより、新しい提言が得られました。
これには、生活習慣管理と糖尿病自己管理教育と支援に重点が置かれています。
肥満の人には、ライフスタイル、投薬、外科的介入などの減量を目指す努力が推奨される。
薬物管理に関しては、心臓血管系疾患の患者には、証明された心臓血管の利点を有するナトリウム - グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害剤またはグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体アゴニストが推奨される。
 慢性腎臓疾患または臨床的心不全およびアテローム性動脈硬化性心血管疾患の患者には、証明された効果を有するSGLT2阻害剤が推奨される。 GLP-1レセプターアゴニストは、一般に、第1の注射剤として推奨される。




まずは、ASCVD、CKD評価確認にて、治療計画変更を


  • ASCVD+ なら GLP-1 RA1、SGLT2i考慮
  • 心不全、CKDならSGLT2i考慮(eGFR不適切なほど低下の場合、SGLT2i耐用困難なら GLP-1 RAを)

これからスタート

その上で、

  • 低血糖リスク最小化優先
  • 体重増加・減量促進優先
  • コスト問題最優先

で戦略分ける


Management of Hyperglycemia in Type 2 Diabetes, 2018. A Consensus Report by the American Diabetes Association (ADA) and the European Association for the Study of Diabetes (EASD)
Melanie J. Davies, et. al.
Diabetes Care 2018 Sep; dci180033.
https://doi.org/10.2337/dci18-0033
http://care.diabetesjournals.org/content/early/2018/09/27/dci18-0033



特発性肺線維症:Gene correlation network analysis

特発性肺線維症の線維化関連の病態経路の研究は進んでいるが、蜂巣肺関連の免疫反応を含めた特異的経路は、genomic 研究上同定されていない

IPFの病態経路や、免疫応答、血管形成を含めた機能障害に関連した経路同定を検討し、上皮signatureが血液関連、生存率との関連性を示す可能性を示した




Gene correlation network analysis to identify regulatory factors in idiopathic pulmonary fibrosis
 McDonough JE, et al.
Thorax 2018;0:1–9. doi:10.1136/thoraxjnl-2018-211929

lung tissue research consortium dataset with 262 iPF and control subjects (gSe47460)

IPFと対照比較で、consensus weighted gene coexpression network analysis で、overlapping coexpressed gene moduleを同定
モジュールは肺機能(DLCO、FEV1、FVCと相関性
生物学的機能とtranscription factorsの enrichment analysis

correlation network analysisで、IPFに関連する16のmodule同定

upregulated moduleは線毛、DNA replication、修復、収縮機能線維、B細胞、unfolded protein反応、細胞外マトリックスと関連

downregulated moduleは、血管、T細胞・インターフェロン反応、白血球活性化・脱顆粒、サーファクタント代謝、細胞代謝、カタボリック(異化)プロセスと関連

肺機能は9つのmoduleと関連、うち8つはDLCO、5つはFVCと関連

transcription factor とmiRNAのintermodular networkでは、線維化clustering、免疫反応、収縮機能分子

繊毛関連moduleで、生存率予測可能 p=0.0097で、末梢血IPFコホートと独立


2型糖尿病・黄斑浮腫・睡眠時無呼吸:nCPAPにて視力回復認めず

12ヶ月間では、OSAへのCPAP治療は通常治療ケア比較で2型糖尿病・DMO患者の視力改善認めず


Continuous positive airway pressure effect on visual acuity in patients with type 2 diabetes and obstructive sleep apnoea: a multicentre randomised controlled trial
Sophie D. West, Benjamin Prudon, Joan Hughes, Rajen Gupta, Seid B. Mohammed, Stephen Gerry, John R. Stradling
European Respiratory Journal 2018 52: 1801177; DOI: 10.1183/13993003.01177-2018
http://erj.ersjournals.com/content/52/4/1801177

2型糖尿病患者・黄斑浮腫(diabetic macular oedema (DMO))の閉塞型無呼吸へのnCPAP療法

ランダム化研究:登録  131 、30–85 歳、UKセンター 23ヶ所
 DMO causing visual impairment (LogMAR letters identified ≥39 and ≤78, score 0.92–0.14) plus severe OSA  on screening to either usual ophthalmology care (n=67) or usual ophthalmology care plus CPAP (n=64) for 12 months.


平均年齢 64歳、男性 73%、平均BMI 35.0、平均4%ODI 36 events/h

12ヶ月後の視力に有意差なし  (mean LogMAR 0.33 (95% CI 0.29–0.37) versus 0.31 (95% CI 0.27–0.35); p=0.39)、LogMARと平均CPAP使用と有意関連性認めず


1日CPAP使用 中央値±SD (range)  3ヶ月で 3.33±2.25 (0–7.93) h、6ヶ月で 3.19±2.54 (0–8.07) h 、12ヶ月で 3.21±2.70 (0–7.98) h






高血圧でもnCPAP療法効果今ひとつ
視力障害まで生じてしまうと、夜間の胸腔圧力増加・酸化ストレスなどの影響緩和してもなかなか改善までは困難

noteへ実験的移行

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