HFpEF治療として、SGLT関連薬剤クラスとしては、SGLT2阻害剤としてのエンパグリフロジン(Jardiance)とSGLT1と、SGLT2を両方を阻害する経口剤のsotagliflozin:ソタグリフロジン(欧州 Zynquista)が承認されている
エンパグリフロジンはEMPEROR-Presevedトライアルということになる
ダパグリフロジンはDELIVERトライアルということで
Dapagliflozin in Heart Failure with Mildly Reduced or Preserved Ejection Fraction
Scott D. Solomon,, et al., for the DELIVER Trial Committees and Investigators
背景
ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬は、左室駆出率が40%以下の慢性心不全患者において、心不全による入院や心血管死のリスクを減少させる効果がある。左室駆出率が高い患者においてSGLT2阻害薬が有効であるかどうかは、まだあまり定かでない。
方法
左室駆出率が40%以上の心不全患者6263例を、通常治療に加え、ダパグリフロジン(10mg1日1回投与)またはマッチングプラセボを投与する群に無作為に割り付けた。主要評価項目は、心不全の悪化(心不全による予定外の入院または心不全による緊急受診と定義)または心血管死の複合とし、Time-to-Event解析で評価した。
結果
中央値2.3年の間に、主要転帰はダパグリフロジン群3131例中512例(16.4%)、プラセボ群3132例中610例(19.5%)で発生した(ハザード比、0.82;95%信頼区間[CI]、0.73〜0.92;P<0.001)。
心不全の悪化は,ダパグリフロジン群で 368 例(11.8%),プラセボ群で 455 例(14.5%)に発生し(ハザード比,0.79;95% CI,0.69~0.91),心血管死はそれぞれ 231 例(7.4%),261 例(8.3%)に発生した(ハザード比,0.88;95% CI,0.74~1.05) .総イベント数および症状負荷は、ダパグリフロジン群がプラセボ群より少なかった。
結果は、左室駆出率が60%以上の患者と60%未満の患者で同様であり、糖尿病の有無など事前に特定したサブグループでも同様であった。有害事象の発生率は両群で同程度であった。
結論
ダパグリフロジンは,心不全と駆出率の軽度低下または維持の患者において,心不全の悪化または心血管死の複合リスクを減少させた.(アストラゼネカ社からの資金提供。DELIVER ClinicalTrials.gov 番号、NCT03619213。新しいタブで開きます。)
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