インフルエンザワクチンにより、インフルエンザ感染・無症状及びインフルエンザ感染・有症状を減少させ、結果、心房細動発症を抑制する・・・と考えるのが普通では・・・
反ワクチン無責任市民団体は、その利益性は無視するけどね・・・
The association between influenza infection, vaccination, and atrial fibrillation: A nationwide case-control study
Ting-Yung Chang, et. al.
Heart Rhythm Society
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.hrthm.2016.01.026
http://www.heartrhythmjournal.com/article/S1547-5271(16)00126-0/abstract
インフルエンザ感染なし・ワクチン患者 (reference group; n = 38,353)に比べ、ワクチンなしインフルエンザ感染患者 (n = 1369) は心房細動高リスク有意差あり
オッズ比 1.182 p = 0.032 ベースライン差補正後
心房細動リスクは、インフルエンザ感染無し・インフルエンザワクチン接種患者(n = 16,452)で低下 オッズ比 0.881 (P < .001)
インフルエンザ接種患者・インフルエンザ感染経験者では、心房細動リスクは参照患者と同等
(オッズ比 1.136; P = .214)
ワクチン接種心房細動のリスク低下は、サブグループ解析で一致