2022年11月1日火曜日

先行急性増悪の回数と重症度にてその後の急性増悪・死亡率予後を推定

急性増悪の重症度

中等度増悪事象は、増悪診断コード、抗生物質とOCSの5~14日間の処方、過去に検証された定義に基づく記録された症状の組み合わせによりGPに記録された事象と定義

先行急性増悪の回数と重症度にてその後の予後を推定


Frequency and severity of respiratory infections prior to COPD diagnosis and risk of subsequent postdiagnosis COPD exacerbations and mortality: EXACOS-UK health care data study 

Hannah Whittaker, et al.

http://orcid.org/0000-0003-0149-4869

https://thorax.bmj.com/content/early/2022/10/31/thorax-2022-219039


概要

【目的】 慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症前の下気道感染症(LRTI)が、将来の増悪や死亡率とどのように関連するかについてはほとんど知られていない。イングランドの COPD 患者を対象に、この関連性を調査した。


【方法 】Clinical Practice Research Datalink Aurum, Hospital Episode Statistics and Office of National Statistics dataを使用

追跡開始日は患者の最初のCOPD診断日とし、追跡開始前の1年間のベースライン期間を軽度のLRTI(一般診療(GP)イベント/抗生物質なし)、中度のLRTI(GPイベント+抗生物質)、重度のLRTI(入院)に割り付け

被験者をカテゴリー分け none, 1 mild only, 2+ mild only, 1 moderate, 2+ moderate and 1+ severe

Negative binomial regression modelにより、ベースラインのLRTIとその後のCOPD増悪の関連をモデル化し、Cox比例ハザード回帰により死亡率を検討


【結果 】 COPD患者215 234人において、軽度および中等度のLRTIの頻度と重症度の増加は、LRTIの記録がない場合と比較して、その後の増悪率の増加と関連していた(1軽度調整IRR 1.16, 95% CI 1.14~1.18, 2+軽度IRR 1.51, 95% CI 1.46~1.55, 1中度IRR 1.81, 95% CI 1.78~1.85, 2+中度IRR 2.55, 95% CI 2.48~2.63).

1+ severe LRTI (vs no baseline LRTIs) 症例では、将来の増悪の割合も増加した(調整後IRR 1.75、95%CI、1.70~1.80)。

この関連パターンは、全死亡およびCOPD関連死亡のリスクについても同様であった。1+ severe LRTIs を有する患者は、全死亡およびCOPD死亡のリスクが最も高かった。

Fig2:急性増悪頻度rate ratio Fig3 死亡率

 

【結論 】COPD診断前のLRTIの頻度と重症度が高いほど、その後の増悪の割合が高くなり、全死亡およびCOPD関連死亡のリスクが高くなることが示唆された。


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見逃されていた脂質系老化pathwayであるSGDGsの役割

SDGsかと見間違った”SGDGs (3-sulfogalactosyl diacylglycerols)”



見逃されていた、もう一つの重要な老化経路がある可能性が開かれた

SGDGは脂質の一種であり、脂肪とも呼ばれます。脂質は健康な脳の構造、発達、機能に寄与しますが、ひどく調節された脂質は老化や病気の脳に関連しています。しかし、脂質は遺伝子やタンパク質とは異なり、よく理解されておらず、老化研究では見過ごされがちです。サガテリアンは、新しい脂質の発見とその構造の決定を専門としています。

彼の研究室は、カリフォルニア大学サンディエゴ校のディオニシオ・シーゲル教授と共同で、SGDGを含む3つの発見をしました:脳では、脂質レベルは若いマウスよりも年配のマウスで大きく異なります。すべてのSGDGファミリーメンバーおよび関連する脂質は年齢とともに有意に変化します。SGDGは、老化を調節することが知られているプロセスによって規制される場合があります。

Tan, D., et al. (2022) A class of anti-inflammatory lipids decrease with aging in the central nervous system. Nature Chemical Biology. doi.org/10.1038/s41589-022-01165-6.

untargeted lipidomicsを用いて、マウスの脳内リピドームを寿命期間にわたって調べた。共発現ネットワーク解析により、3-スルホガラクトシルジアシルグリセロール(SGDGs)およびSGDG経路メンバー(分解生成物となりうるリゾSGDGsを含む)が徐々に減少していることが明らかになった。SGDGsは、中枢神経系で特に加齢に伴う減少を示し、髄鞘形成と関連している。また、SGDGはNF-κB経路に作用して、LPSによる遺伝子発現およびマクロファージやミクログリアからの炎症性サイトカインの放出を劇的に抑制することを発見した。ヒトおよびサルの脳からSGDGsが検出されたことにより、SGDGsが進化的に保存されていることが証明された。この研究により、老化および炎症性疾患におけるSGDGsの役割が注目され、脳のリピドームの複雑さと老化における生物学的機能の可能性が浮き彫りになった。

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