2014年5月1日木曜日

ピッツバーグ大学:筋喪失部分再生へ Xenogeneic ECM scaffold


An Acellular Biologic Scaffold Promotes Skeletal Muscle Formation in Mice and Humans with Volumetric Muscle Loss
Sci Transl Med 30 April 2014: Vol. 6, Issue 234, p. 234ra58
Sci. Transl. Med. DOI: 10.1126/scitranslmed.3008085 

解説記事:http://www.the-scientist.com/?articles.view/articleNo/39859/title/Rebuilding-Missing-Muscle/

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-04/uops-rma043014.php


具体的には、化学処理した豚の膀胱組織らしい。
筋肉修復で、5名中3名で、力 20%、機能25%改善



細胞外マトリックス(ECM)に自然と生じる、生物学的足場(scaffold)にて、微小環境ニッシェを提供し、本来の修復機転をより、構成的・機能的アウトカムへ進展することができる。
Xenogeneic ECM  scaffoldのリモデリング特性と類似し、臨床前齧歯類での実験、そしてヒトの5名筋喪失患者に適応。

齧歯類の骨格筋にて、刺激反応と関連するECM介在修復リモデリングがしめされ、
臨床的には5名中3名で機能改善が見られた。

スタチン使用者は、カロリー摂取・脂肪摂取増加し、BMIも増加する

米国National Health and Nutrition Examination Survey(1999年から2010年)の20歳以上の繰り返し横断調査
カロリーと脂肪摂取を24時間食事回想記録。一般化線型モデルにて、食事摂取とスタチン使用有無のタイムトレンドを、寄与要素補正後検討


Different Time Trends of Caloric and Fat Intake Between Statin Users and Nonusers Among US AdultsGluttony in the Time of Statins?
Takehiro Sugiyama, et.al.
JAMA Intern Med. Published online April 24, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2014.1927 

1999−2000年の間に、カロリー摂取は、スタチン使用者では、非使用者に比較して有意に減少  (2000 vs 2179 kcal/d; P =  .007)

群間差は、期間推移と共に減少し、2005−2010年の期間では統計学的差が無くなる。
スタチン使用者では、カロリー摂取は2009年から2010年の期間では、1999−2000年の期間に比べ9.6%増加 (95% CI, 1.8-18.1; P = .02) 

一方、同期間の非使用者の検討では、統計学的差は認めない。


スタチン使用者は又、1999−2000年の間は、脂肪摂取有意に減少 (71.7 vs 81.2 g/d; P = .003)
非スタチン使用者では有意な差はなかったが、スタチン使用者では脂肪摂取量14.4%増加   (95% CI, 3.8-26.1; P  = .007) 

一方、BMIは、補正モデル比較にて、スタチン使用者 (+1.3)では、非使用者 (+0.4) に比べ増加  (P = .02)

結論としては、カロリー・脂肪摂取はスタチンユーザーにて経年的に増加し、スタチン非使用者ではその傾向が見られない。
BMIの増加速度は、スタチンユーザーで急速で、食事コントロール目標として、現時点で甘くなってるのでは?食事構成成分の再強調がスタチンユーザーには必要。




スタチンユーザーのこの食傾向の変化は、考察として、非ユーザーのデータが食事回想インタビュー中に行われたことで、使用者に比べsocial desirability bias(調査に関して理想的回答してしまうバイアス)の可能性がある。2番目としては、繰り返し同一被検者ではないため、同一個人内比較ではない。

ただ、スタチンユーザーが大食らい傾向にある可能性もある。この説明はなされてない。


スタチンの副作用として、糖尿病発症リスク増加が示されてるが・・・

スタチンの種類と、糖尿病新規発症リスク ・・・ポテンシャルの高いスタチンほど糖尿病発症リスク高い
http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/05/blog-post_24.html


高用量抗うつ薬:若年成人から子供は自傷行為2倍増加と関連

住民ベース医療リソース利用データ(16万名超、米国民、うつ10−64歳)の propensity score–matched cohort study


Antidepressant Dose, Age, and the Risk of Deliberate Self-harm
Matthew Miller, et. al.
JAMA Intern Med. Published online April 28, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2014.1053


小児と4歳以下成人での意図的自傷率は、高用量治療開始で、中等量開始マッチ化対象に比べ、2倍 (hazard ratio [HR], 2.2 [95% CI, 1.6-3.0])、これは、150名の高用量治療開始につき約1例の付加的状況となる。


25−64歳成人では、自殺行為の絶対リスクはかなり低く、影響リスク差はnullである  (HR, 1.2 [95% CI, 0.8-1.9]).

noteへ実験的移行

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