少なくとも、身体活動への不安・恐怖は、脳の構造変容、前帯状皮質減少と関連するらしい
Structural Brain Changes in Patients With COPD
Roland W. Esser, et. al.
Chest. 2016;149(2):426-434. doi:10.1378/chest.15-0027
- COPD患者の脳は皮質変性みられず
- 灰白質:whole-brain analysisでは後帯状皮質(Posterior cingulate cortex)、regions-of-interest analysisでは前帯状回・中間帯状回、海馬、扁桃体の減少認める
- 前帯状回灰白質減少は、COPD罹病期間、呼吸困難への恐怖、身体活動への恐怖と逆相関する
- mediation解析にて罹病期間と前帯状回灰白質減少の関連性は身体活動への恐怖がその介在因子と判明
インチキ脳科学者のまねをすれば、"「学習の初期や問題解決のような、実行に特別な努力を必要とする課題に特に関係している」前帯状皮質は罹病期間長いCOPD患者で萎縮して、運動や呼吸リハビリテーションなどの課題をいやがる”と根拠のない言い方になる
一般的な事象なのかどうかわからないが、HADS-DとHADS-Aうつ、不安調査によれば、ABCDグループ毎に増加するものの、B/C群に解離がある
Impact of symptoms of anxiety and depression on COPD Assessment Test scores
Christina W. Hilmarsen, et. al.
ERS Published 1 March 2014
COPD患者での身体活動啓発・・・一筋縄ではいかない