2012年11月19日月曜日

特保ペプシ:科学的根拠が薄いのに日本国行政が認め推奨したと全米が驚いた


Pepsi Unleashes So-Called ‘Fat Blocking’ Soda on Japan
by Steve Williams
November 18, 2012


Read more: http://www.care2.com/causes/pepsi-unleashes-so-called-fat-blocking-soda-on-japan.html#ixzz2CeZJ3rjS



 There’s just one problem. Most of Pepsi Special’s reported benefits aren’t backed up by science.



難消化性食物線維は脂肪の体内取り込みを阻害せず、遅れるだけ・・・

体重減少に関して効果がある? ・・・ あったとしてもわずか。

サントリーはこの新しいペプシに糖・コーンシロップの正確な含有量を公表してない。それ相応の量が含有されていることが想定される。

“飲まない場合より、糖の取り込みが減ってなければ、健康に良いとは言えない”はずなのに、糖などが付加されても、健康に良いと、メーカーが言い張り、政府がそれに“トクホ”と消費促進を勧める。

“不健康な食品に人工物を加えただけ”で、 “putting lipstick on a pig.”(豚に口紅をつけて化粧したようなもの)と、Dr. Melina Jampolis(physician nutrition specialist / CCNhealth expert)は手厳しい。

確かに、自然食品のオート麦、大麦、アブラナ科野菜、種子類、リンゴの皮などはコレステロール吸収抑制効果があるが、 合成繊維成分ではそのエビデンスは存在しないと述べている。

 

トクホとは・・・日本のいんちき行政の象徴 このいんちきを指摘しない消費者庁も税金の無駄遣い省庁

注) なお、タイトルの全米が・・・は、トクホなみに大げさです。個人の感想であり、個人の経験で有り、実際の感想とは違う場合があります。

夜中のPC/iPad操作、テレビ視聴・・・ ipRGCを介し、うつ、学習能力低下、ストレス増加・・・

テレビが一番悪いと思うのだが・・・ iPadがやり玉に挙がってる・・・


Aberrant light directly impairs mood and learning through melanopsin-expressing neurons
Tara A. LeGates, et. al.
Nature(2012)doi:10.1038/nature11673 Received 04 April 2011 Accepted 11 October 2012 Published online 14 November 2012 

照明の概日リズムを不規則とした場合、コルチコステロン濃度が全体的に増加し、うつ様症状や、海馬などの機能低下をもたらす


解説:
http://www.sciencedaily.com/releases/2012/11/121114133921.htm


マウスの実験で、典型的な21世紀型生活である、夜間の照明、コンピュータやiPadなどからの光の影響で、うつや学習障害が生じる危険性が示唆された。

Hattarらのチームは、齧歯類に3.5時間光を当て、3.5時間暗所と繰り返し、動物モデルうつ症状を示した。砂糖・遊び探求動作などの減少。タスク達成時間の延長など。
学習問題場面での、コーチゾル増加し、ストレスの存在が示唆された。

神経節細胞の1-3%に存在する、視交叉上核への直接投射. 経路を有する ipRGCs(intrinsically photosensitive retinal ganglion cells)が光線により活性化し、気分、記憶、学習に関与する脳の部位に影響を与えることが分かった。
この部分はマウスと人はほぼ類似しており、人間にも即この知見は適応されると・・・


呼吸器系吸入薬剤営業:“医師は、製薬会社のパートタイム営業マンであってはならない”

喘息と診断しながら、テオフィリン徐放錠と長時間作用性β刺激剤単独吸入剤“ オーキシス”処方された患者を診たときには口あんぐり・・・スパイロメトリーされたことなく診断根拠もはっきりしないまま、新薬発売時から処方されていたとのこと・・・ オーキシスはCOPDにしか適応無く、なんらかの勘違いで処方され続けていたと思われる。この事例は医師の無知が主原因だろうが、製薬会社のプロモーションにも問題は無いのだろうか?


COPD、喘息・・・ 増え続ける疾患患者数、それに伴い、製薬会社の営業は盛んになる一方・・・商業主義がすべて悪いわけではないが、情報の非対称性があることを医師たちは認識しなければならない。


呼吸器系吸入剤に関し、さまざまな疑念が生じている・・・どこもまともに取り上げず、呼吸器系学会の連中もほぼスルー状態・・・


オンブレス(インダカテロール吸入)の用法設定の不思議さ(2011/10/21)
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/11/12lab.html



アストラゼネカ・あすてらす製薬が推奨するシムビコートのSMART療法は、患者の気分次第で吸入量を決定するというもので、この療法の根拠論文は重症者が多いにもかかわらず、日本で承認された用法用量をみると“軽症・中等症”のみしか使用できない

そういう矛盾に答えない製薬会社

喘息:アクションプランなしのケアは臨床的アウトカム、医師患者関係の質悪化につながる 2012/11/09
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/11/blog-post_9.html





吸入ステロイド・LABA(長時間作用性β刺激薬)合剤の適正使用に関する懸念の記事がMedpageに記載されている。

Advair: How Safe Is This Drug? By MedPage Today Staff
Published: November 18, 2012
http://www.medpagetoday.com/AllergyImmunology/Asthma/36000
&
http://www.jsonline.com/watchdog/watchdogreports/advair-boomed-amid-health-risks-264ct6q-179834881.html

批判の対象は、日本では“アドエア”として使用している"Advair"・・・
成分開発にさほど金かけず、合剤として、金のなる木を作ったGSK

2001年米国で発売、2007年には毎年40億米ドル超の売り上げ
だが、小児に関する懸念、過剰投与に関する危惧そういうものがわき上がっている。

FDAに報告された副作用解析データでは、長時間作用型β刺激剤は、2004年から2011年まで1900の喘息死と関連しているという。しかも製薬会社からの報告のため、過小報告の可能性がある。

潜在的リスクの可能性がおおっぴらになったのは、 Journal Sentinel/MedPage Today のレビュー

2011年英国の喘息ガイドラインではLABA使用時は、必ず固定容量ICS/LABA吸入としている(http://thorax.bmj.com/content/early/2012/11/12/thoraxjnl-2012-202483.extract)。これは、不安定喘息でICS併用すること無く使用されることを懸念してのもので、喘息死リスク増加と直結する可能性があったため。

だが、ICS/LABA合剤は安全といえるか?
合剤での死亡リスク増加のエビデンスは認めないことになっているが、

本来、アドエア合剤や類似合剤は、重症の治療反応性の悪い症例に、限定されるべきものだが、2010年の時点で、初回治療での治療は、併用が2/3を占める状況にある。

2010年大規模安全性トライアル承認時、数千のうち数十人をリスク状態にさらすようなトライアルアー非倫理的とした委員もいた。個人の自己判断不能な子供では特に倫理的に危険と述べている。具体的には、4-11歳6200名の小児トライアルが含まれる。本体は、12歳以上の46800名の研究で、2017年までは完遂不能とされている。

いずれにせよ、安全性担保無き、ICS/LABA合剤ということになる。FDAは適正使用時のみ、合剤はそのベネフィットがうわまわるとFDAのLiscinskyは述べている。


Advairを含む薬剤販売促進に関し30億ドルの支払い合意となった裁判資料で、GSKは処方決定へ不適切な方針や活動を行っているという。
軽症喘息に対しても第1選択としての主張をプッシュしていることも含まれている。
行政に影響をもつ地位をもつ医師たちとの金銭関係などが明らかにされている。


“医師は、製薬会社のパートタイム営業マンであってはならない”
"Physicians should not be part-time drug salesmen," Campbell said.
(ハーバード医学スクール、准教授)

利益相反に関わる豊富な利益提供があると述べている。



日本では、ホクナリンテープをLABAと称して宣伝するパートタイム営業マンがいるようだが・・・

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