2018年10月30日火曜日

認知症発症14年前からの影響追跡

認知症一次・二次予防のためには、高血糖、低血圧、体重減少を心血管代謝健康状態の改善事項とすべき?

認知症発症前14年前の確立心臓代謝リスク要素のtrajectory

nested case-control study (n=3925)で、BMI、血圧 trajectoryはその後の認知症例は、認知症なし対照に比べ偏っている。一方血中脂質値は同様。
高血糖は、コンスタントに高値である唯一の心血管代謝リスク要素で診断前14年前から増加


Evaluation of the Concurrent Trajectories of Cardiometabolic Risk Factors in the 14 Years Before Dementia
Maude Wagner, et. al.
JAMA Psychiatry. 2018;75(10):1033-1042. doi:10.1001/jamapsychiatry.2018.2004


LOMAGHI研究:頻拍心房細動へのマグネシウム早期管理

ランダム化対照二重盲検臨床トライアル
18歳超・頻拍心房細動(>120/min)

硫酸マグネシウム 9g n=153, 4.5g n=148 , 生理食塩(対照)n=149
+
AV結節遮断薬剤



Low-dose Magnesium Sulfate Versus HighDose in the Early Management of RapidAtrial Fibrillation: Randomized ControlledDouble-blind Study (LOMAGHI Study)Wahid Bouida, et. al.
ACADEMIC EMERGENCY MEDICINE 2018;00:1–8.

アウトカムは:プライマリ ベースライン心室拍数 (VR) 90/min以下への低下 あるいは ベースラインから20%以上の減少
セカンダリアウトカムは改善までの時間(治療開始から反応開始までの経過時間)、洞性リズムへの回復率、24時間以内の副作用

4時間時点で、硫酸マグネシウム高用量・低用量群とも対照群に比べ治療反応率高い
20.5% (リスク比 [RR] = 2.31, 95% 信頼区間 [CI] =1.45–3.69) 、 +15.8% (RR = 1.89, 95% CI = 1.20–2.99)

24時間時点で、プラシーボ比較治療反応差は 低用量群 +14.1% (RR = 9.74, 95% CI = 2.87–17.05) 、高用量群 +10.3% (RR =3.22, 95% CI = 1.45–7.17) 


最小改善時間は、低用量硫酸マグネシウム (5.2 ± 2 hours) 、高用量硫酸マグネシウム 6.1 ± 1.9 hours、 プラシーボ 8.4 ± 2.5 hours

リズムコントロールは、低用量群 22.9%、高用量群 13.0%、プラシーボ群 10.7%

副作用:高用量群多い

結論: 硫酸マグネシウム静注は他の房室結節遮断薬剤併用でsynergistic効果有り、心室拍数コントロール改善
同様な効果が、硫酸マグネシウム 4.5g、9gでも認められるが、9gで副作用多い





マグネゾールの効能効果みると・・・愕然とする
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1244400A1030_1_07/




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