2012年8月11日土曜日

乳児期にかびだらけの家だと、喘息発症しやすい?




真菌へのアレルギーって、副作用を含め効果からも減感作しがたい。累積的に感作されるイメージをもつので、乳幼児期のカビ環境というのは、後年、子供達に大きな影響を与えるのでは?




Infant origins of childhood asthma associated with specific molds
The Journal of Allergy and Clinical Immunology
Received 15 January 2012; received in revised form 25 May 2012; accepted 25 May 2012. published online 12 July 2012.
http://www.jacionline.org/article/S0091-6749%2812%2900869-X/abstract

36のカビ種、エンドトキシン、ハウスダスト塵、猫、犬、ごきぶりアレルゲンなど居宅調査 

乳児での居宅内ERMI値高値と7歳時ので喘息リスクは相関
(adjusted relative risk for a 10-unit increase in ERMI value, 1.8; 95% CI, 1.5-2.2)


3つのかび種( Aspergillus ochraceus, Aspergillus unguis, , Penicillium variabile,)の合計値は、有意に喘息と相関(adjusted relative risk, 2.2; 95% CI, 1.8-2.7)



髄膜炎菌ワクチン:2価factor H-結合蛋白ワクチン 有望


血清型B株髄膜炎菌(Neisseria meningitidis serogroup B)は侵襲性髄膜炎菌感染の主な原因となるものだが、予防ワクチンとしえは認可されてない。

2価factor H-binding protein vaccine (recombinant lipoprotein 2086) の開発されており、この免疫反応の検討。


human complement (hSBA)を用いての、8つの血清型B株髄膜炎菌へのserum bactericidal assayでRecombinant lipoprotein 2086 vaccineの有効性が確認された。




Safety, immunogenicity, and tolerability of meningococcal serogroup B bivalent recombinant lipoprotein 2086 vaccine in healthy adolescents: a randomised, single-blind, placebo-controlled, phase 2 trial
The Lancet Infectious Diseases, Volume 12, Issue 8, Pages 597 - 607, August 2012






現在ではA,C単独もしくはその二群及びA, C, Y, W-135の四群混合の精製莢膜多糖体ワクチンが使用されている。しかし、2歳以下の幼児には効果が薄く、さらに大人に対しても効果はあるが、その効果は数年でなくなるとされている。最近ではC群髄膜炎菌の莢膜多糖体を不活化ジフテリアトキシンに結合させた混合ワクチンが開発され、英国では2000年から導入され始めており、その動向が注目されている。 
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_43/k01_43.html


髄膜炎起炎菌をみると確かに日本では髄膜炎菌の比率低い。
(国家試験問題の定番だったな・・・と、過去を想い出す)


http://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/saikinzuimaku.pdf

noteへ実験的移行

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