効果を認めなかったという報告
胃不全麻痺:gastroparesis: 胃の動きが悪い(stomach paresis)(参考:http://uvahealth.com/services/digestive-health/images-and-docs/gastroparesis-diet.pdf) 検査法としては胃排出機能検査gastic emptying study測定。アセトアミノフェン試験が一般的。
糖尿病性でない特発性の胃不全麻痺への三環系抗うつ剤の効果否定
Effect of Nortriptyline on Symptoms of Idiopathic Gastroparesis
The NORIG Randomized Clinical Trial
Henry P. Parkman, et. al.
JAMA. 2013;310(24):2640-2649. doi:10.1001/jama.2013.282833.
2013年12月25日水曜日
末梢動脈疾患:GMーCSF投与で身体機能、歩行障害自覚症状改善するも、パフォーマンス改善せず
末梢動脈疾患(PAD)へのGM-CSF治療、始原細胞(progenitor cell) mobilization
4週間のGM-CSF(leukine) 500μg/日×3回/週 4週間 vs プラシーボ
p2二重盲験プラシーボ対照化研究で、159名患者(年齢中央値 64[SD 8]歳、
主要アウトカム:プライマリは、3ヶ月後、ピーク・トレッドミル歩行時間(PWT)、セカンダリアウトカムは、6ヶ月時点PWT、循環中PC(始原細胞)濃度、ABI、歩行障害アンケート(WIQ)、SF-36スコア
結論は、GM-CSF週3回投与では、歩行パフォーマンス改善には至らなかった。セカンダリアウトカムにて、改善指標あり、
Effect of Progenitor Cell Mobilization With Granulocyte-Macrophage Colony-Stimulating Factor in Patients With Peripheral Artery Disease
A Randomized Clinical Trial
Joseph Poole, ,et. al.
JAMA. 2013;310(24):2631-2639. doi:10.1001/jama.2013.282540.
ランダム化159名、GM-CSF群 80
3ヶ月後PWT平均:GM-CSF群増加 296 (151) 秒 → 405 (248) 秒 (mean 差, 109 秒 [95% CI, 67 to 151]) vs プラシーボ群 308 (161)秒 → 376 (182) 秒 (差 56 秒 [95% CI, 14 to 98])、しかし、その差は有意で無い (差平均 in PWT, 53 秒 [95% CI, −6 to 112], P = .08).
3ヶ月後、プラシーボ比較で、GM-CSFで、SF-36アンケートの身体機能サブスコア11.4(95% CI, 6.7 to 16.1) vs 4.8 (95% Ci, -0.1 to 9.6)で、差平均 7.5(95% CI, 1.0 to 14.0; p=0.03)と改善
同様に、WIQスコア 12.5 (95% CI, 6.4 to 18.7) vs 4.8 (95% CI, −0.2 to 9.8) (mean difference in change, 7.9 [95% CI, 0.2 to 15.7], P = .047)とGM-CSF群良好。
ABI、WIQ差、スピードスコア、間欠性跛行発症時間、メンタル、身体構成スコアに関して有意差認めず
性的虐待関連PTSD:カウンセラーによる持続エクスポージャー療法
持続エクスポージャー療法(Prolonged Exposure Therapy: PE)
参考:http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/griffin/method/trauma007.html
ナラティブ・セラピーでは、『反復性・侵入性・強迫性を持つトラウマ』を言語化して物語的に受容していくことで、無意味で理不尽だったトラウマ記憶に『主観的な意味』を与えていきます。・・・・強烈な恐怖を伴う不合理なトラウマに『合理的な感情の原因』を見つけることで、断片化された異物としてのトラウマが自己の人生の一部として統合されるのです。非日常的で圧倒的な支配力を持ったトラウマを、自分の過去の歴史の一部として受容することで、支配力の弱い日常的な過去へと再解釈していきます。
Prolonged Exposure vs Supportive Counseling for Sexual Abuse–Related PTSD in Adolescent GirlsA Randomized Clinical Trial
Edna B. Foa, et. al.
JAMA. 2013;310(24):2650-2657. doi:10.1001/jama.2013.282829.
性的虐待関連PTSD:カウンセラーによる持続エクスポージャー療法 vs 支持的カウンセリング
単盲験・ランダム化臨床トライアル・交換ブロックデザイン
61名の性的虐待を、14回の60分から90分のセッションの持続エクスポージャー療法(n=31) vs支持的カウンセリング(n=30)
プライマリアウトカムはPTSD症状重症度:Child PTSD Symptom Scale–Interview (range, 0-51; higher scores indicate greater severity)
結果、持続エクスポージャー療法被験者は、PTSD重症度改善(群間差改善度, 7.5; 95% CI, 2.5-12.5; P < .001) 、全てのセカンダリアウトカムであるPTSD診断解消( 差, 29.3%, 95% CI, 20.2%-41.2%; P = .01、自己報告PTSD重症度(差, 6.2; 95% CI, 1.2-11.2; P = .02)うつ(差, 4.9; 95% CI, 1.6-8.2; P = .008)、全般的機能(差, 10.1; 95% CI, 3.4-16.8; P = .008))の改善あり
治療効果は、12ヶ月フォロアップで、インタビュー者評価PTSD、PTSD診断解消、項目維持、自己報告PTD、うつ、全般機能でその差を維持 (difference, 6.0; 95% CI, 1.6-10.4; P = .02 , 31.1; 95% CI, 14.7-34.8; P = .01 , 9.3; 95% CI, 1.2-16.5; P = .02 7.2; 95% CI, 1.4-13.0; P = .02 , 11.2; 95% CI, 4.5-17.9; P = .01)
登録:
投稿 (Atom)
noteへ実験的移行
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
米国では、Potiga (ezogabine):ポティガ(エゾガビン)、国際的には、レチガビン [RTG ]で、従来の抗てんかん薬剤と異なるメカニズムで、KCNQ2-5 (K(v) 7.2-7.5) ion channelのpositive allosteric modulato...
-
Association Between MRI Exposure During Pregnancy and Fetal and Childhood Outcomes Joel G. Ray, et. al. JAMA. 2016;316(9):952-961. doi:...