2018年9月28日金曜日

医師会講演会

最近の医師会講演会って一般的にそうなの?

スポンサー企業が演題名を明に、スライドを明に暗に指定するのが主流?

すげぇ 原辰徳


これで、生涯学習教育と言えるのか?

受講する側とすれば、ばかみたい





医師会がそれなりの対価をはらってまともな講師を選ぶか、メーカーに遠慮しない形の生涯教育の場を作らなきゃ結局スポンサーよりの企画になる。製薬会社や医療機器・卸に任せば、結局はスポンサーの言いなり。スポンサーメーカーの利益優先でミスリーディングされた講演会が医師生涯教育と化ける。


スポンサーに配慮して共感したスライド2〜3枚なら許せると思ってたけど、さすがに演題名まで口だしてくるとは・・・


こういう講演会が全国で開かれてる >> 厚労省 しっかりしろよ

&別件だが、来年のベンゾジアゼピン系除外条件に、"利益相反”あるメーカーがスポンサーの医師会企画ウェブ講演受講条件を課してるって 厚労省・医師会・メーカーの関係ってどうなってるの?


何にしても、地域医師会に自主的勉強会に対する財政的・税務的補助を与え、利益相反にかなった形で、医者たちに自主的・強制的学習機会を与えるそういう制度を作るべきと思うのはオレだけかなぁ


厚労省金出したくない→メーカーに金出させたい
医師会金出したくない→メーカーに金出させたい

こればっかり

メーカーは資本主義従順で悪なのではないのかもしれない 悪なのはおんぶに抱っこしている側

ABI:2型糖尿病 心血管系死亡率、末梢神経障害リスクと相関

ABIを2型糖尿病668名で測定、中央値10年間フォローアップ

Prognostic impact of the ankle–brachial index on the development of micro- and macrovascular complications in individuals with type 2 diabetes: the Rio de Janeiro Type 2 Diabetes Cohort Study
Diabetologia November 2018, Volume 61, Issue 11, pp 2266–2276
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00125-018-4709-9

多変量Cox解析で、ABIとmicrovascular、macro-vascular イベント、MACE、心血管疾患死亡率関連性
C staticsでリスク層別化と integrated discrimination improvement (IDI) index測定

フォローアップ中心血管イベント 168(MACD 140)、死亡 191名、糖尿病性網膜症発症・悪化 156名、 腎を含むアウトカム 194(微小アルブミン尿発症 122、腎機能障害悪化 93)、末梢神経障害発症・増悪 95名

連続変数、カテゴリー変数とも、ABIはmacro-vascular、非心血管疾患死亡を除く死亡アウトカムと有意相関

ベースライン ABI 0.90以下では、全死亡リスク 2.1-倍(95% CI 1.3, 3.5; p = 0.004)、心血管死亡 2.7-倍 (95% CI 1.4, 5.4; p = 0.004) 、MACE 2.5-倍 (95% CI 1.5, 4.4; p = 0.001)

ABIは、classical risk factorを上回るリスクdiscrimination改善、相対的IDIは 6.3%(全原因死亡率)から 31%(心血管死亡率)

加え、 ABI 0.90以下は、末梢神経障害発症・増悪と相関 (リスク 2.1-倍 [95% CI 1.1, 4.3]; p = 0.033)するも網膜症・腎アウトカムとは相関せず


PWV/ABIの器械が眠ってる

スタチンの消化器出血リスク

後顧的解析で、conclusiveな報告ではないが・・・
スタチンと消化管出血リスクは量依存的な可能性有り

心血管二次予防や家族性高コレステロール血症など高用量スタチン使用時特に配慮必要かもしれない


Statin Use and Gastrointestinal Hemorrhage: A Large Retrospective Cohort Study
American Journal of Cardiovascular Drugs pp 1–10
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs40256-018-0301-4

 Truven Health MarketScan® Research Database (2009–2015)の後顧的解析


スタチン使用者は、胃腸出血リスク増加し、初年度特に明らか  (1-年補正ハザード比 1.19; 95% 信頼区間 (CI) 1.15–1.23)

入院必要な胃腸出血リスクは7倍   (1-年補正ハザード比  1.38; 95% CI 1.30–1.69)

高強度スタチンは中等度比較し発生率増加(発生率 1000人年 22.2  (95% CI 21.9–22.8) vs. 21.5 (95% CI 21.3–21.8)






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