2014年4月1日火曜日

【またしてもインチキガイドライン】JSH2014:高齢者高血圧・・・日本独特の前期・後期高齢者年齢区分を無理矢理導入し、エビデンスを欠くガイドライン

JSH2014 第8章「高齢者高血圧」

65−74歳「前期高齢者」、75歳以上「後期高齢者該当」という日本独特の区分をそのまま採用しているが、参考文献をみると、60歳以上(メタアナリシス)、80歳以上(HYVET研究)など、「〜74歳、75歳以上」という区分によるプライマリな検討はない。


またしても、エビデンス無き、年齢区分が・・・




エビデンスと一致した区分をするくらいの知性は持って欲しい・・・学会のお偉い方々。


似たようなアホガイドライン

数値の切りが悪かったり、通信簿みたいだと基準を変える・・・アホ学会 
http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/05/blog-post_21.html

【英国健康調査:果物より野菜!】果物・野菜摂取は癌・心血管疾患予防的、野菜・サラダの方が果物死亡率減少効果あり、冷凍・缶詰果物は死亡率増加的

果物より野菜!


7.5年間平均2001年から2008年の35歳へ補正年齢6万5千名超のライフスタイルデータ分析。野菜は、疾患予防的で、2−3portion単位摂取で、死亡リスク 19%減少だが、果物は10%程度と、野菜に軍配!



e.g. 果物portion sizeは80g、
http://www.nhs.uk/livewell/5aday/documents/downloads/5aday_portion_guide.pdf


Fruit and vegetable consumption and all-cause, cancer and CVD mortality: analysis of Health Survey for England data
J Epidemiol Community Health doi:10.1136/jech-2013-203500

果物と野菜摂取は、全原因死亡率減少と相関(補正ハザード比 7+ portion単位補正 0.67(95% CI, 0.58 to 0.78) (参照カテゴリー < 1 区分)
 
この相関はベースライン1年内死亡除外後さらに増加(0.58、 0.46 to 0.71)
 
果物と野菜摂取は、癌、心血管疾患と逆相関  (0.75 (0.59–0.96)、0.69 (0.53 to 0.88))


野菜は、果物より死亡率への関連強い  (HR for 2 to 3 portions 0.81 (0.73 to 0.89)  vs 0.90 (0.82 to 0.98))
 
野菜摂取、サラダ摂取が最も予防効果あり  (0.85 (0.81 to 0.89) per portion、0.87 (0.82 to 0.92) per portion) 
 
一方、冷凍/缶詰フルーツ摂取は死亡率増加と正相関 (1.17 (1.07 to 1.28) per portion)



noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note