閉塞型無呼吸症候群(OSA)における、標準治療であるnCPAPは、そのアドヒアランスが問題。
upper-airway stimulation device を植え込む治療法に関するトライアル
対照設定しないコホート研究
このトライアルのスポンサーである、Inspire Medical Systemsの upper-airway stimulation system
http://www.inspiresleep.com/inspire-system.php
Inspire therapyは生理学的タイミングで軽度の刺激で舌下神経を刺激し、気道閉塞を予防するデバイス
Upper-Airway Stimulation for Obstructive Sleep Apnea
Patrick J. Strollo, et. al.
for the STAR Trial Group
N Engl J Med 2014; 370:139-149January 9, 2014DOI: 10.1056/NEJMoa1308659
12ヶ月後の治療の有効性・安全性評価
126名の中等症以上のOSA被験者(男性比率 83%、平均年齢 54.5歳、BMI 平均28.4 )
多施設前向き単一群コホートデザイン
プライマリアウトカム:AHIとODI(4%以上低下)
12ヶ月後AHIスコア中央値 68%減少、29.3/H →9.0/H (P < 0.001)
ODI スコア70%減少 25.4/H →7.4/H (P < 0.001)
セカンダリアウトカム測定(EPS、FOSQ、酸素飽和度90%未満睡眠時間比率)により、睡眠時無呼吸の影響低下し、QOL改善が示された。
ランダム化phaseにおいて、治療維持群23名では、平均AHIスコアは、非ランダム化時の12ヶ月時点のスコアと有意差認めず(8.9 、 7.2イベント/H);治療断念群23名(すなわちより重症群)AHIスコアは有意に高値 (25.8 vs. 7.6 events per hour, P<0 .001="" br="">ODIの結果も同様。
治療関連重篤副事象は2%未満0>