BMJのレビューで、なるべく、原文通りに逐語訳してみた。
CLINICAL REVIEW
Prostate cancer screening and the management of clinically localized disease
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f325 (Published 29 January 2013)
要点
・加齢者の増加が、前立腺がん発症にとって最も重要な要素
・前立腺がん発症数を減らす有効な手段はPSA検診を減らすか、異常とする閾値を高めに設定すること
・PSA採血結果により発見された前立腺がんは多くは前立腺がんによる死亡率減少効果は小さく、重大な診断上・治療上の有害性を引き起こしている。
・医師は、前立腺がんへのPSA検診に反する推奨を行うべき
・PSA血液検査による前立腺がん検診検査により同定された前立腺がん男性の多くは本来健康上の問題を生じない(過剰診断)が、ほとんどが早めに治療されすぎている(過剰治療)
U.S. Preventive Services Task Force:前立腺がんPSA検診推奨せず 2012/03/22
レビュー:PSAベース前立腺がん検診 ・・・ 死亡率減少にちっとも役立たないという結論 2011年 12月 07日
前立腺癌検診20年:死亡リスク差認めず 2011年 04月 01日
政治家や事業家の中に、”検診=すべてよいこと”と表明している連中がいる。
勘違いなのか、利己的な解釈なのか・・・ わからないが・・・
こわいことに、日本ではそれが、行政の施策となりつつあること・・・ ある政党がひどい。ここは功利主義的考え・・・ゼロ
検診とは、功利的考えでやるものなのよ 政治家さんたち、行政マンたち