Ottawa Subarachnoid Hemorrhage, Ottawa SAH, ルール
The presence of any of these high-risk features would prompt diagnostic evaluation in the proposed rules:
Rule 1: 40歳以上, 頸部pain or stiffness, 目撃者の居る意識消失, 労作中発症
Rule 2: 45歳以上, 救急車搬入, 嘔吐, 拡張期血圧 100 mmHg以上
Rule 3: 45-55歳, 頸部pain or stiffness, 救急車搬入, 収縮期血圧160 mm Hg 以上
頭痛患者からくも膜下出血除外する3つの意思決定ルールが導かれている。アキュラシー、リライアビリティ、受容性、(例えば、感度、特異性に関する)改善可能性検討
"Clinical decision rules to rule out subarachnoid hemorrhage for acute headache"
Perry J, et al
カナダの10の大学関連三次医療ED(2006年4月から2010年7月)、2131名の頭痛患者、1時間内ピークで、神経学的異常認めない患者
くも膜下出血定義
(1) CTスキャン上くも膜下の血液(2) 脳脊髄液のxanthochromia (3)血管造影所見陽性を伴う、脳脊髄液final tubeでの赤血球
検討 2131名のうち、くも膜下出血 132名(6.2%)
40歳以上、頸部痛あるいはstiffness、目撃者の存在する意識消失、運動中発症という決定ルールでは、感度 98.5% (95% CI, 94.6%-99.6%) 、特異度 27.5% (95% CI, 25.6%-29.5%)
これに、 “thunderclap headache” (ie, instantly peaking pain) と、 “limited neck flexion on examination” を加えると、Ottwa SAH Ruleとなり、100%(95% CI, 97.2%-100.0%)の感度と特異度 15.3%(95% CI, 13.8%-16.9%)となる。
「発症後1時間内ピークの頭痛、正常神経所見」の急性非外傷性頭痛ED受診患者では、Ottwa SAH Ruleでは、急性くも膜下出血同定上、感度かなり高い
これらの所見は特異的臨床特徴を有する患者にのみ適応され、ルーチンの臨床診察適応される前に組み込まれる必要のある評価基準である