Associations between macrolide antibiotics prescribing during pregnancy and adverse child outcomes in the UK: population based cohort study
BMJ 2020; 368 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.m331 (Published 19 February 2020)
Cite this as: BMJ 2020;368:m331
https://www.bmj.com/content/368/bmj.m331
UK臨床研究データリンクの住民ベースコホート研究
1990-2016年誕生の子供 104,605名とその母親のマクロライド単独(エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン)、あるいはペニシリン単剤治療を第4妊娠週から出産まで処方受けた対象者
妊娠全マクロライド・ペニシリン処方済み母の子供 82,314名、双胎 53,735名
主要アウトカムはなんらかの重大奇形と系統特異的奇形(神経系、心血管系、胃腸系、性腺、泌尿器系) 、第1トリメスター(4-13週妊娠期)、第2〜第3トリメスター(〜出産)のマクロライド・ペニシリン処方
脳性麻痺、てんかん、ADHD、自閉症スペクトラムも解析
結果:
母親にマクロライドが処方された8632人の子供のうち186人(1000人あたり21.55人)と、妊娠中に母親がペニシリンを処方された95 973人の子供のうち1666人(1000人あたり17.36人)に重大な奇形が記録された。
マクロライドの最初の妊娠中の処方は、ペニシリンと比較して重大な奇形のリスクの増加と関連しており(1000あたり27.65対17.65、調整されたリスク比1.55、95%信頼区間1.19から2.03)、特に心血管奇形(1000あたり10.60対6.61、 1.62、1.05から2.51)が関連。
妊娠中期におけるマクロライドの処方は、生殖器奇形のリスクの増加と関連していた(1000あたり4.75 v 3.07、1.58、1.14〜2.19、主に尿道下裂)。
妊娠初期のエリスロマイシンは、重大な奇形のリスク増加と関連していました(1000あたり27.39対17.65、1.50、1.13〜1.99)。
他のシステム固有の奇形または神経発達障害について、統計的に有意な関連性は見つかず。調査結果は感度分析に対して維持。
Macrolide antibiotics in pregnancy are linked with birth defects, study suggests
BMJ 2020; 368
doi: https://doi.org/10.1136/bmj.m659 (Published 19 February 2020)
妊娠中マイコプラズマ感染などざらにあると思うが、議論が必要となりそう
クラリスロマイシンの医薬品情報から・・・
テトラサイクリンの国試レベル常識
第1三半期(妊娠初期)をすぎてから使用すると、歯のエナメル質の形成不全を生じたり、骨に沈着することがある・・・・・・・・・・