1型糖尿病インスリン誘発低血糖に対する鼻腔内グルカゴン投与治験
事前設定治療成功クライテリアにおいて、非劣性検証
13分と16分の治療効果の差を認容するとした報告
Intranasal Glucagon for Treatment of Insulin-Induced Hypoglycemia in Adults With Type 1 Diabetes: A Randomized Crossover Noninferiority Study
Michael R. Rickels, et. al.
Diabetic Care Published online before print December 17, 2015
8つの臨床センター、ランダム化交差非劣性トライアル、1型糖尿病75名
静注インスリンによる低血糖治療のためグルカゴン投与
・鼻腔内 3mg
・筋肉内 1mg
治療成功:血糖70mg/dL 以上、グルカゴン後30分以内nadirから20 mg/dL以上増加
グルカゴン投与時血糖 鼻腔内投与群 48 ± 8、 筋肉内投与群 49 ± 8 mg/dL
成功クライテリアとなったのは1例の鼻腔内を除き全て (98.7% vs. 100%; 差 1.3%, upper end of 1-sided 97.5% CI 4.0%)
成功までの時間は 鼻腔内16分、 筋肉内 13分 (P < 0.001)
頭部/顔面不快は鼻腔内 25%、 筋肉内 9%
吐気(嘔吐有無両方)が35%、38%
救急隊使用なども想定されてるらしい・・・
2型糖尿病・インスリン使用