Treatment strategies in patients with statin intolerance: The Cleveland Clinic experience.
Mampuya WM, Frid D, et. al.Am Heart J. 2013 Sep;166(3):597-603. doi: 10.1016/j.ahj.2013.06.004.
Epub 2013 Aug 5.
【背景】スタチン治療は高脂血症治療有効。だが、スタチン耐用困難な例が多い。この研究では、スタチン治療非耐用患者の治療戦略レビューし、間欠的スタチン投与にフォーカスを当てた研究。
【メソッド・結果】
カルテ1605名の後顧的解析( Cleveland Clinic Preventive Cardiology Section 、スタチン非耐用、1995年1月から20103月、最低6ヶ月フォローアップ患者)
脂質特性、LDLコレステロール達成、スタチン耐性度を分析
スタチン不耐性経験の72.5%は、31ヶ月フォローアップ中央期間にてスタチン耐用可能。
間欠的スタチン投与患者(n=149)では、連日投与群に比べ、LDLコレステロール低値 (n = 1,014; 21.3% ± 4.0% vs 27.7% ± 1.4%, P < .04)
しかし、スタチン中断群(n=442)に比べ、有意にLDL-C減少率高い (21.3% ± 4.0% vs 8.3 ± 2.2%, P < .001)、そしてLDL-CATPIII目標達成比率高い (61% vs 44%, P < .05)
連日・間欠スタチン投与群では、8年時点での全原因死亡率減少傾向 (P = .08)
【結論】
スタチン非耐用の多くの患者では、スタチン継続可能となり得る。間欠的スタチン投与戦略で有効なオプションとなる患者がいて、LDL-C減少をもたらし、目標達成率も高率。