2016年7月14日木曜日

自転車:通勤・娯楽とも2型糖尿病発症リスク抑制

サイクリングはリクリエーション活動のひとつで、通勤でも使われ、公衆衛生向上の役割をはたすと期待される。

2型糖尿病発症リスク抑制効果があるか、デンマークの研究




Associations between recreational and commuter cycling, changes in cycling, and type 2 diabetes risk: a cohort study of Danish men and women. PLoS Med. 2016; 13:e1002076.


1993-1997のベースライン時、男24623、女27890名、デンマーク、50-65歳
2型糖尿病(T2D)や他慢性疾患なし
ライフスタイルアンケート、中にサイクリング週間について着眼アンケート
5年後、二次検査にて、新規アップデートライフスタイルアンケート

743,245.4人年フォローアップ(平均フォローアップ14.2年間)中、T2DM発症 6,779

多変量補正HRs(95% 信頼区間 [CI])は、トータルサイクリング分/週  0, 1–60, 61–150, 151–300, >300 に対しそれぞれ 1, 0.87 (0.82, 0.93), 0.83 (0.77, 0.89), 0.80 (0.74, 0.86) , 0.80 (0.74, 0.87) (p for trend = <0 .001="" br="">
季節的サイクリング分析において多変量補正HRsは、非サイクリニストに比べ、 季節サイクリニスト(夏あるいは冬のみ)1, 0.88 (0.83, 0.94),夏冬両方 0.80 (0.76, 0.85)

ベースラインから二次検査へのトータルサイクリング数変化検討にて、多変量補正HRs(95%CI)は、非サイクリニスト 1 に比べ、中止 0.88 (0.78, 1.01),、開始 0.80 (0.69, 0.91)、継続  0.71 (0.65, 0.77)

通勤使用:commuter cycling解析にて、多変量HRs(95% CI)は、サイクリングで仕事場への時間:分/週 0, 1–60, 61–150,  >150 で、それぞれ 1, 0.72 (0.60, 0.87), 0.83 (0.69, 1.00), 0.70 (0.57, 0.85) (p for trend = <0 .001="" blockquote="" nbsp="">

limitation: self-report

デンマークにおいて、娯楽・通勤での再帰リング使用は、2型糖尿病リスク低下と相関



Cycling and Diabetes Prevention: Practice-Based Evidence for Public Health Action
Jenna Panter , David Ogilvie
PLOSone, Published: July 12, 2016
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pmed.1002077
http://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002077

APOE ε4キャリア:子供時分から影響

ε4ε4、ε2ε4 遺伝子型は、脳の発達・加齢にとって、若い頃からよろしくない影響を与える




Gray matter maturation and cognition in children with different APOE ε genotypes
Linda Chang, et. al.; For the Pediatric Imaging, Neurocognition, and Genetics (PING) Study Consortium
Published online before print July 13, 2016, doi: 10.1212/WNL.0000000000002939
Neurology 10.1212/WNL.0000000000002939


横断研究 Pediatric Imaging Neurocognition and Genetics Study :1,187名の健康子供若年者(3-20歳、男性 52.1%)
APOE ε genotypeの影響:マクロ及びミクロスコピックな皮質、皮質下灰白質構造(3-tesla MRI、 FreeSurfer測定 automated morphometry評価)、認知機能(NIH Toolbox)


 APOE ε4キャリアのうち、genotype依存的な能構造・認知の年齢関連変化は、genotypeに依存した変化有り
・ε2ε4 :海馬最小
・ε4ε4 :海馬fractional anisotropy最小
・ε3ε4:medial orbitofrontal cortical area最大
・ε4ε4 entorhinal cortex加齢依存菲薄化


より若年  ε4ε4 小児は、 executive functionとworking memoryスコア最小
一方、より若年 ε2ε4小児は、attention task最も悪い

より若年 ε2ε4小児では、parietal gyrus  は大きく、側頭葉や 帯状回峡皮質菲薄、海馬より小さい、これはattentionやworking memoryのパフォーマンス不良さの予測要素である

 
遺伝子診断の与える影響・・・切に考えなければいけない時代

noteへ実験的移行

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