2021年4月28日水曜日

mRNA COVID1-ワクチンに関する顔面神経麻痺:リスク相当低い

子宮頸がんワクチンの時のような副作用のみクローズアップされた異常な報道と不適切な政治家のアピールがあった。


いきさつに関して・・・

http://www.ikomaiin.com/index.php?QBlog-20160624-2

(無断リンク すみません)


未だにコレに関しては、関係する論文がネットでは上位で検索されている現状があり、情報の非対称性となっていると思われる


免疫介在性またはウイルスの再活性化(例えば、ヘルペスウイルス感染の再活性化)によって誘発される神経障害は存在すると考えるが、その頻度や重症度が問題であり、それのみ非対称性にマスメディアが提示すれば・・・「ワクチンの差し控え」が生じ、国家的な損失となりかねない(そこが反日メディアのねらいではあるのだろうが・・・)

今回、mRNA COVID1-ワクチンに関する顔面神経麻痺の報告に関して冷静な分析報告されていることはありがたい


2021年4月21日水曜日

mRNA COVID ワクチン急性アレルギー反応:重篤なのは1万接種あたり2.5程度

mRNA COVID ワクチン急性アレルギー反応:重篤なのは1万接種あたり2.5程度


Acute Allergic Reactions to mRNA COVID-19 Vaccines

Kimberly G. Blumenthal,  et al.

JAMA. 2021;325(15):1562-1565. doi:10.1001/jama.2021.3976

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2777417


医療従事者を対象としたこの前向きコホートでは、98%がmRNA COVID-19ワクチンの接種後にアレルギー反応の症状を示さなかった。残りの2%は何らかのアレルギー症状を報告したが、アナフィラキシーと一致する重篤な反応が10,000接種あたり2.47人の割合で発生した。アナフィラキシーを起こしたすべての人は,ショックや気管内挿管を起こすことなく回復した.


→ mRNA COVID ワクチン急性アレルギー反応:重篤なのは1万接種あたり2.5程度 – 内科開業医のお勉強日記 III (makise.mobi)


 

2021年4月20日火曜日

ブライトン分類アナフィラキシーの症例定義 Excel表計算

COVID-19ワクチン接種はじまったわけだが、副作用報告の不備がメディア報道されている

おそらく、報告としてBrighton分類表記に基づく記録が必要なのだが周知徹底されていいないのも一因だろうと想像・・・結構めんどくさい判定基準


それで、 【ブライトン分類 Excel版】を自作してみた(故に間違いあるかもしれないので、使用は自己責任でお願いします)

https://drive.google.com/file/d/1UtEQ4FPe9K3PgC7OAxQLtNP8uNyhMLdZ/view?usp=sharing



【ブライトン分類 Google spreadsheet 版】

https://drive.google.com/file/d/1GN6-_1iBoghG0rsId5Kg-pUXtceAT82a/view?usp=sharing

参照:

新型コロナウイルスワクチン接種にともなう 重度の過敏症(アナフィラキシー等)の管理・診断・治療

一般社団法人日本アレルギー学会

https://www.jsaweb.jp/uploads/files/JSA2021COVID-19%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3_%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88_210312%E6%94%B9%E8%A8%82.pdf

2021年4月2日金曜日

喘息治療に於ける経口ステロイドtapering専門家コンセンサス Delphi研究

 喘息治療に於ける経口ステロイドtapering専門家コンセンサス Delphi研究

http://makise.mobi/wp/2021/04/02/%e5%96%98%e6%81%af%e6%b2%bb%e7%99%82%e3%81%ab%e6%96%bc%e3%81%91%e3%82%8b%e7%b5%8c%e5%8f%a3%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%ad%e3%82%a4%e3%83%89tapering%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ae%b6%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%bb/

COPDに於る疾患活動性指標(ECLIPSEコホートから)

 COPDに於る疾患活動性指標(ECLIPSEコホートから) http://makise.mobi/wp/2021/03/26/copd%e3%81%ab%e6%96%bc%e3%82%8b%e7%96%be%e6%82%a3%e6%b4%bb%e5%8b%95%e6%80%a7%e6%8c%87%e6%a8%99eclipse%e3%82%b3%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%8b%e3%82%89%ef%bc%89/


より短い時間間隔でFEV1の低下の価値を特徴づけ、それを転帰への影響と関連づけるにはどのくらいの時間が必要かを決定した研究(Eur Respir J 2014; 43: 745–753. doi:10.1183/09031936.00096913)があり、本研究と同様に、1年から3年の間の変化が長期予後・転機に重要という報告があった。
この研究では、「ベースラインから1年後までのCOPD増悪の頻度、BODE指数、SGRQスコア、および持続的な炎症の有無の変化は、8年後の死亡率と有意に関連し、関連性は、これらの変化を3年目に判断するとさらに強くなる。また、FEV1の低下や、CT肺気腫の低下も、転帰との関係を示した。これらの観察結果を総合すると、これらの変数の変化が疾患活動性の代用マーカーであることを示す証拠となる。ここで重要なことは、これらの疾患活動性の縦断的な測定値(すなわち、経時的な変化)は、疾患の重症度のマーカーとなるかどうかにかかわらず、ベースラインの値とは異なるということである」


noteへ実験的移行

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