2013年4月9日火曜日

変な査定:肺がん細胞診回数の否定 NTMD標準診療の否定

保険者からの査定で、変なのが激増している。

マスコミなんかじゃ、保険診療査定=過剰診療という報道しかしないが、
医療機関側からみれば、査定=過小査定で、正当な医療さえできない状況になっている。

例)

※ 喀痰細胞診3回を2回に査定
肺がん検診ガイドライン・ガイドブック
喀痰細胞診は、3日間の早朝痰を蓄痰して行います。
http://canscreen.ncc.go.jp/pdf/guidebook/haiganbook.pdf

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002oy0s-att/2r9852000002oy70.pdf
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-16d04.pdf


肺がん診療に関しても、国立・公立病院での診療案内に関して、3日間の喀痰細胞診検査を勧めている。


※ クラリス400mg/日 28日分 → 14日分に査定
NMTD治療の否定
肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解―2012年改訂
http://www.kekkaku.gr.jp/hp/data/Vol87No2P83-86.pdf


予防医学的行為積極性:医師・患者関連性あり

予防医学的行為積極的な医師をプライマリケアかかりつけにする患者では、やはり予防医学的行動積極的というもの


The association between physicians' and patients' preventive health practices
CMAJ April 8, 2013  
背景: 医師個人の健康実践的行動と、その患者の行動に関し相関する、潜在的パワーについて報告は多く記載されているが、その相関性に関する客観的研究はない。この関連性を客観的測定された健康指標で検討

研究方法: 8つの健康指標(検診、ワクチン実践)をプライマリケア医(n=1488)、その患者 (n=1,886,791)にて評価、イスラエルの最大保健医療機関;医師もまた医療システムの患者でもある   

研究結果: 8つの指標全部で、予防医療コンプライアンスのよい医師の患者では、予防医療指標多く実践 (p < 0.05)
多くの同様予防医学実践にある程度強い相関が見られる。例えば、インフルエンザワクチンを受けた医師の患者は、ワクチン接種比率が高く、94.1%、対し、接種しない医師の患者では43.1% (絶対的差 5.9%、相対的差 13.7%)
肺炎球菌ワクチンでは、相対的差は 7.2% ( 60.0% vs 56.8%)

無関係の予防行為、例えば、マンモグラフィーで、インフルエンザワクチン施行、非施行医師の患者でも関連性認める 
 
結論: 医師・患者の予防医療行為に関しては、一致した、正の相関関係が見られる。健康的医師・健康的患者の相関関係は客観的に確立され、予防的医療システム上では、医学生や医師への身体的健康改善することで患者への正の影響を与えるだろうことを支持し、評価するものである。

といいながら、その絶対的差、一桁%程度の差しかない





女性にとっての魅力:ペニスの大きさは、高身長と同程度の影響



Penis size interacts with body shape and height to influence male attractiveness
Brian S. Mautz , et. al.

PNAS April 8, 2013  

動物分類上、男性性器は男性の相対的妊娠可能性増加を特性である性交後sexual selection下にある。男性の性器特性に基づく女性の性交前男性選別がある可能性があり、着以が存在する前では、着衣でしまってないヒトのペニスは、仲間内で顕著なものであったろう。

ヒトのペニスサイズを、デジタル当社さいれた等身大、コンピュータ作成イメージの女性評価で、体型や身長を反映するペニスサイズで、男性の性的魅力を評価。


女性の好みは、ペニスの大きさと線形関係。しかし、あまりに大きいとその好みは減少し、境界的(i.e. quadratic selection: 二次選択)
ペニスサイズは、短い男性より長い男性の法が強い影響を与え、ペニスサイズの正の影響は、筋肉質体型(i.e. 肩/ヒップ小さい場合)により魅力を感じるのと同様の増加を示す

驚くべきことに、男性の魅力としては、高身長とペニスのサイズはほとんど等価値。

女性の男性性別はヒトではやはりでかいペニスを好むことがわかった。


むなしい事実・・・ せめて、現代に着衣習慣があって良かったことくらいか・・・

   

高齢者急性期退院後患者:PPIで死亡率増加


PPIについては、骨折リスクに関する報告もなされている。
http://www.marketwire.com/press-release/information-update-proton-pump-inhibitors-risk-of-bone-fractures-1775462.htm




高齢者に対する制酸剤治療PPIで、死亡率増加

Proton Pump Inhibitors and Risk of 1-Year Mortality and Rehospitalization in Older Patients Discharged From Acute Care Hospitals
Marcello Maggio, et. al.  
JAMA Intern Med. 2013;173(7):518-523


PPI使用は、独立した死亡リスク要素(ハザード比, 1.51. [95% 信頼区間[CI] , 1.07-2.77)
しかし、複合エンドのポイント(死亡・再入院)では有意でなかった(95% CI, 1.49 [0.98-2.17])

死亡率リスク増加は、高用量PPI vs 無治療でみられた(95% CI, 1.22-7.16)



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