2018年1月15日月曜日

「風疹」診断後“直ちに”届け出、「百日咳」:診断医師全員届け出7日以内


感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第 12 条第1項 及び第 14 条第2項に基づく届出の基準等について(一部改正)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000189984.pdf



第二 改正の概要
1 「第6 五類感染症」の「百日咳」の項を全数把握疾病の項目に移動し、「(2)臨
床的特徴」、「(3)届出基準」及び「(4)届出のために必要な臨床症状」の表現を適正化するとともに、別記様式5-20 に「百日咳発生届」の様式を追加する。







後鼻腔拭液 LAMP法
http://uwb01.bml.co.jp/kensa/search/detail/3504501


「小児呼吸器感染症診療ガイドライン」2017 ・・・ これを「成人」でも守れと言いながら、有料コンテンツ

百日咳の診断基準(「小児呼吸器感染症診療ガイドライン2017より)

(A)1歳未満
臨床診断例  咳があり(期間は限定なし)、かつ以下の特徴的な咳、 あるいは症状を1つ以上呈した症例
  • 吸気性笛声
  • 発作性の連続性の咳嗽
  • 咳鰍後の嘔吐
  • 無呼吸発作(チアノーゼの有無は問わない)

確定例
  • 臨床診断例の定義を満たし、かつ検査診断陽性 
  • 臨床診断例の定義を満たし、かつ検査確定例と接触があった例 

(B)1歳以上の患者(成人を含む)
臨床診断例  1 週間以上の咳を有し、かつ以下の特徴的な咳、あるいは症状を 1つ以上呈した症例
  • 吸気性笛声
  • 作性の連続性の咳鰍
  • 咳嗽後の嘔吐
  • 無呼吸発作(チアノーゼの有無は問わない) 

確定例
  • 臨床診断例の定義を満たし、かつ検査診断陽性
  • 臨床診断例の定義を満たし、かつ検査確定例と接触があった例

(C)検査での確定
(1) 咳発症後からの期間を問わず、百日咳菌の分離あるいはPCR法 またはLAMP法において陽性
(2) 血清診断:百日咳菌-IgM/IgA抗体およびPT-IgG抗体価 





2 「第6 五類感染症」の「風しん」の項における「(2)臨床的特徴」及び「(4)
届出のために必要な要件」の表現を適正化するとともに、「(3)届出基準」の届出 期限を「直ちに」に変更する。また、別記様式5-21「風しん発生届」の検査方法の 表現を適正化する。 















SPRINT試験:降圧剤の薬剤クラス数増加ほど降圧効果、心血管イベント減少効果

SPRINT試験を用いた解析


薬剤クラス数増加することで降圧効果・心血管イベント減少効果が認められなければ、より厳格な降圧治療に対して疑念さえもたれてしまう。

そこで 多変量補正法と操作変数法による因果関係推定により、降圧剤の薬剤クラスを増加させた場合の"incremental effect"推定

これが確認された

Incremental effects of antihypertensive drugs: instrumental variable analysis
Adam A Markovitz et al.
Author affiliationsBMJ 2017; 359 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.j5542 (Published 22 December 2017)



適応による共役要素無補正標準多変量モデルで、新規クラスから降圧剤追加により、収縮期血圧低下は軽度 (- 1.3 mm Hg, 95% 信頼区間 -1.6 〜 -1.0)、重大心血管イベントにおいては差を認めず ( 1000人年対 絶対リスク 0.5 95% 信頼区間 -1.5 〜 2.3)

一方、操作変数法では臨床的有意的降圧効果を認める(絶対的リスク  (−14.4 mm Hg, −15.6 〜 −13.3) 、重大心血管イベントも減少 (絶対的リスク -6.2, -10.9 〜 -1.3)


収縮期血圧のincremental reductionは、既に、0、1、2、3薬剤クラス以上からの追加でもその影響は大きく、不変である。

これら知見は、サブグループ横断的に認める

他の降圧剤の薬剤クラス追加は、副事象増加に関しては、標準変数、操作変数法とも相関せず




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