加糖飲料類(SSBs)、人工甘味飲料、自然およびボトル化フルーツジュースとメタボリックシンドロームの関連性
肥満、糖尿病などと切り分けて議論しないといけないのかもしれない
そして、「日本のメタボリックシンドローム≠IFD基準メタボリックシンドローム」ということも・・・
Frequent Consumption of Sugar- and Artificially Sweetened Beverages and Natural and Bottled Fruit Juices Is Associated with an Increased Risk of Metabolic Syndrome in a Mediterranean Population at High Cardiovascular Disease Risk
Cíntia Ferreira-Pêgo , et. al.
J. Nutr. jn230367
背景: 加糖飲料とメタボリックシンドローム (MetS)の相関議論のあるところ
目的: この解析は加糖飲料類(SSBs)、人工甘味飲料、自然およびボトル化フルーツジュースの摂取量と、MetS発生頻度を、心血管疾患(CVD)高リスク・ベースラインでのMetS存在しない高齢対象者で検討
方法: PREDIMED (PREvención con DIeta MEDiterránea) study 前向き1868被検:ベースラインMetSなし
MetS 定義:updated harmonized criteria of the International Diabetes Federation, the American Heart Association, and National Heart, Lung, and Blood Institute
エネルギー・栄養素摂取:ベースラインと年ごとのvalidated 137-item food-frequency questionnaire
MetSとその要素の多変量解析ハザード比:HRをフォローアップ中平均摂取量から推定
摂取量カテゴリー大きい方 (1–5 and >5 servings/wk) を最小カテゴリ (<1 serving/wk)
<1 p="" serving="" wk="">
結果: フォローアップ中央値3.24年間、MetS発生数9301>
<1 p="" serving="" wk="">1><1 p="" serving="" wk="">
「5サービング超/週」カテゴリーは、「1未満/週」カテゴリーに比べ、MetS発生多変量HRs (95% CIs)は、SSBs 1.43 (1.00, 2.15)、人工甘味飲料 1.74 (1.26, 2.41)、ナチュラルフルーツジュース 1.30 (1.00, 1.69)、ボトル化フルーツジュース 1.14 (1.04, 1.65)1>
<1 p="" serving="" wk="">
結論: SSB(加糖飲料)類と人工加糖飲料(1-5 サービング/週)の「時々程度の」飲料量は、心血管疾患(CVD)リスク高い中年・高齢者でのメタボリックシンドローム(MetS)の発生率とは相関せず。1>
<1 p="" serving="" wk="">全種対象の飲料総数週5サービングを超える摂取量では、MetSとその要素いくつかのリスク増加と相関する。しかし、SSB類とボトル化フルーツジュースの、この対象群での消費回数そのものが少ないため解釈に注意が必要1>
<1 p="" serving="" wk="">
clinicaltrials.gov as ISRCTN35739639.
1>
Consumption of sugar sweetened beverages, artificially sweetened beverages, and fruit juice and incidence of type 2 diabetes: systematic review, meta-analysis, and estimation of population attributable fraction
BMJ 2015; 351 doi:
http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h3576 (Published 21 July 2015)
Cite this as: BMJ 2015;351:h3576
肥満と無関係にSSB摂取は、2型糖尿病発症と関連する
人工糖化飲料・フルーツジュースともに発症と関連、但しバイアスの可能性有り