2015年4月4日土曜日

間接喫煙リスク: 自閉症・メンタル疾患オッズ増加

2357名の4-12歳スペインの同断研究


Strengths and Difficulties Questionnaire (SDQ) ペアレント版 90パーセンタイルで、メンタル疾患とした。




Exposure to secondhand smoke in the home and mental health in children: a population-based study
Tob Control doi:10.1136/tobaccocontrol-2014-052077


間接喫煙暴露 1時間/日未満 6.9% (95% CI 5.7% 〜 8.0%) 、 1時間/日以上  4.5% (95% CI 3.5% 〜 5.5%)
間接喫煙習慣的無暴露児童に比べ、メンタル疾患多変量補正オッズ比は、それぞれ、 1.49 (95% CI 0.85 〜 2.62) 、 2.73 (95% CI 1.38 〜 5.41)  (p for linear trend=0.002)

ADHD(注意欠如・多動性)のオッズ比は、それぞれ、 2.18 (95% CI 1.30 〜 3.64) 、 3.14 (95% CI 1.63 〜 6.04)   (p for linear trend < 0.001)

間接喫煙と他のSDQ構成要素では相関性認めず


抗がん剤など化学療法:鯖・ニシン類などPUFA高度含有魚摂取が効果を減弱する可能性

健康食品広告規制緩和により、様々な弊害が予想されるが・・・ 抗がん剤など化学療法中の患者にとって、鯖・ニシン類などPUFA高度含有魚摂取が効果を減弱する可能性が亜有る。


その一つ、EPA/DHAなどの魚脂の一方的ベネフィット情報
米国内でもサプリメントとしてトップセーリング商品の一つらしいが、安全性に関しての疑念が呈されている。


解説: Can fish oil supplement hinder cancer treatment?




specific endogenous platinum-induced fatty acids (PIFAs)は、ピコモルの量で、脾臓マクロファージを活性化し、化学療法抵抗性となるマウスモデルでの知見。
PIFA 16:4(n-3) (hexadeca-4,7,10,13-tetraenoic acid)を含む魚脂をサプリメント使用

一つは、癌患者へのベネフィット認められず、むしろ、癌患者は避けるべきと
118名のがん化学療法治療者と50名の健康ボランティアをマウスの実験からの確証実験を行った。癌患者35名に魚脂サプリメント投与、13名はω3脂肪酸。血中濃度はマウス実験と同等。

倫理上繰り返しはできないが、化学療法抑制効果が認められた。



Increased Plasma Levels of Chemoresistance-Inducing Fatty Acid 16:4(n-3) After Consumption of Fish and Fish Oil
Laura G. M. Daenen, et. al.

JAMA Oncol. Published online April 02, 2015. doi:10.1001/jamaoncol.2015.0388

魚摂取及び魚脂摂取後、16:4(n-3)の暴露効果を調査

ω3サプリメントで、レスポンダー 11%。
魚脂は全て16:4(n-3)を含む; 0.2〜5.7μM

マウスの実験ではシスプラチン魚脂1μLあたりで化学療法抵抗性を十分示し、vehicle治療対照と比べ腫瘍増殖へ効果認めなかった  (estimated tumor volume difference, 44.1 mm3; P > 99)

健常者においても、魚脂 10mL毎日服用すると、16:4(n-3)血中濃度増加し、ベースラインの20倍となる。ニシンと鯖はサーモンやツナより含有性高い。

16:4(n-3)高レベルの魚摂取は血中レベル増加をもたらす



noteへ実験的移行

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