2015年11月12日木曜日

新しいACCORDデータ ACCORDION:糖尿病強化治療 × 糖尿病強化治療&降圧標準治療 × 糖尿病標準治療&光圧強化治療 ○

SPRINTトライアルにて収縮期血圧<120mmHgの強化療法にて、高CVDリスク群でのベネフィット示されたわけだが・・・
http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/09/sprint50.html (H27.9.12 )





ACOORDにおいて糖尿患者に拡大できるか?

SPRINT:50歳以上高リスク高血圧 強化高圧目標により効果
http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/09/sprint50.html

糖尿病強化治療 × 
糖尿病強化治療&降圧標準治療 × 
糖尿病標準治療&光圧強化治療 ○

・・・ 


心血管疾患(CV)リスク増加T2DM患者では、強化血圧治療では、致死性・非致死性重大CVイベント、死亡率、フォローアップ中央値8.8年間において減少できず。

しかしながら、Cushmanは、長期フォローアップにより、血圧と血糖相互作用により有意な関連性が示される(P for interaction 0.037)して、標準的血糖治療ランダム化患者において、強化降圧治療でベネフィット(HR 0.79、 95% CI 0.65-0.96)証明されたと述べている



ACCORD Follow-On (ACCORDION) study



Cushman WC, Evans GW, Cutler JA. Long-term cardiovascular effects of 4.9 years of intensive blood pressure control in type 2 diabetes mellitus: The Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes follow-on blood-pressure study. American Heart Association 2015 Scientific Sessions; November 10, 2015; Orlando, FL. Abstract


総数3957、ACCORD終了時点生存87%をトライアル終了までフォロー
ACCORDION 被検者は、非治験者より若年でより健康。
トライアルclose-out時点で、平均血圧 強化群 119 vs 標準群 134 mmHg
群間差14.5 mm Hg
トライアル終了後2から5年で、平均収縮期血圧は、強化群 130 vs 標準群 134 mm Hgで、群間差 4.2 mm Hg

ランダム化後フォローアップ期間中央値8.8年間で、プライマリアウトカム年次発生率は、強化群 2.03% vs 標準群 2.22%

強化群vs標準治療群割り当て発生アウトカムハザード比(CI, p value)は、プライマリアウトカム 0.91 (0.79, 1.05, p=0.19) 、 死亡 1.04 (0.91, 1.19,p=0.59) 、非致死性MI 0.87 (0.72, 1.06, p=0.16) 、卒中 0.85 (0.66, 1.10, p=0.22) 、CV死亡 0.96 (0.75, 1.23, p=0.74)


後付け的な感じもするが・・・

「自然」「ナチュラル」とは・・・?

有機、減農薬、オーガニックとか、「自然」とか「ナチュラル」とか食品などに使われているが、その定義は曖昧。

米国FDAなどもその取り扱いに困ってるようだ、「逆に聴こう」という次第か・・・
特に、
・「ナチュラル」という用語の定義は何が適切か?
・適切だとすれば、「ナチュラル」の定義を、当局側は、いかに行ううべきか?
・食品表示の適正用語の決定の手法はいかになされるべきか?

パブリックコメント募集中らしい

FDA Requests Comments on Use of the Term "Natural" on Food Labeling
http://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm471919.htm





自然食品ではないが、コマーシャル広告では、自然・自然と・・・宣伝している


肝障害認めたため、専門医に紹介したら、「にんにく卵黄」によると思われる薬物性肝障害だったらしい・・・

2012年雑誌「肝臓」報告されている症例もある
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/53/11/53_748/_article/-char/ja/



永続インフルエンザワクチン: mini-HA抗体

毎年のワクチン接種は過去のものとなるのかもしれない



Science

Science
Vol. 349 no. 6254 pp. 1301-1306  DOI: 10.1126/science.aac7263


A stable trimeric influenza hemagglutinin stem as a broadly protective immunogen

ヒト広域中和抗体 (bnAb)で、H1サブタイプ配列を元にした、 stable HA stem antigen (“mini-HAs”)を設計。

致死的ヘテロ、ヘテロサブタイプ暴露マウスモデルで完全防御された



Nature.




5−10年で上梓できるのではないかと・・・
http://kron4.com/2015/11/11/permanent-flu-vaccine-in-the-works/

標的超音波手法: 血液脳関門のドア突破しトロイの木馬を仕掛ける手法

脳腫瘍治療だけでなく、アルツハイマー病やパーキンソン病への治療に、この手法用いることができるかもしれない。画期的な手法と評価されている。


血液脳関門を特定の分子、アルコール、ニコチンなどは通過し、特定の酵素・超音波・名の分子は通過する。動物モデルでこの血液脳関門のドアを開ける手法。

ターゲット化超音波を用い気泡に加圧・減圧を与え、血管から脳内へ流入する手法で、可逆性である。




Breaking through the barrier
http://www.rsc.org/chemistryworld/Issues/2011/June/BreakingThroughTheBarrier.asp


他解説:

Gfycat GIF

http://www.popsci.com/bubbles-burst-blood-brain-barrier-beneficial-or-bad

noteへ実験的移行

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