2016年1月23日土曜日

食事と睡眠の関係:食物線維多いほど、糖少ないほど徐波睡眠増加、飽和脂肪酸は徐波睡眠妨害、糖は夜間覚醒増加

機序に関するところまでは踏み込めてないらしい


食物線維多ければ徐波睡眠時間増加する
一方、飽和多価脂肪酸比率増加するほど徐波睡眠低下する
糖を多く摂取するほど、夜間覚醒多い




66名の正常体重被検者(30-45歳)、7から9時間の睡眠習慣
ランダム化交差入院研究:短時間4時間と習慣的睡眠9時間の5日2相研究

初期4日間は、被検者はコントロール下の食事を摂取し、5日目は自己選択


Fiber and Saturated Fat Are Associated with Sleep Arousals and Slow Wave Sleep
St-Onge MP, et. al.

睡眠時間は、コントロールされた下での食事とアドリブ食で比較し差を認めない 
アドリブ食後の睡眠では、徐波睡眠少なく (SWS, P = 0.0430) 、睡眠onset latency長くなる  (P = 0.0085)

食物線維多いとStage 1が短く  (P = 0.0198) 、 SWS 多くなる(P = 0.0286)

飽和脂肪酸由来のパーセンテージは、SWS減少と関連 P = 0.0422)

糖からの総エネルギー中比率は睡眠覚醒と相関(P = 0.0320)し、糖と食物線維とされない他の炭水化物からの総エネルギー中の比率と睡眠覚醒も相関(0.0481)

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