さらに、 Rathinasabapathy博士等は、C21投与はf monocrotaline-induced PH(実験肺高血圧)をストップし、PD123319(AT2-receptor antagonist)併存投与で可逆性を示した。
C21の肺線維症/合併心肺合併症ラットモデル(ブレオマイシンモデル)での臨床的可能性が見いだされた
Sprague Dawley ratの8週齢雄によるブレオマイシンによる肺線維症・肺高血圧症で、独立プロトコール: 1)予防プロトコール:ブレオマイシン投与直後腹腔内 C21注射 0.03mg/kg/day、2)治療プロトコール:ブレオマイシン投与後3日後 C21注射
心電図、血行動態、Fulton's index評価 2週後
さらに遺伝子発現、hddryoxyproline量、組織変化を評価
肺高血圧低下、肺血管のmuscularization減少、心機能回復
肺線維症予防的効果:細胞外マトリックスリモデリング減少及びはいコラーゲン蓄積減少みられた。
肺マクロファージ浸潤減少による炎症性ストレス軽減
アウトカムは予防治療群とも同等
合成activator C21は臨床的効果の可能性あり
The Selective Angiotensin II Type 2 Receptor Agonist, Compound 21, Attenuates the Progression of Lung Fibrosis and Pulmonary Hypertension in an Experimental Model of Bleomycin-Induced Lung Injury
Anandharajan Rathinasabapathy , et al.
Front. Physiol., 27 March 2018
https://doi.org/10.3389/fphys.2018.00180
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphys.2018.00180/full
Description: AT2 Agonist C21 is the first potent and selective agonist of angiotensin AT2 receptors, preventing endothelial inflammation and leukocyte adhesion in vitro and in vivo.
https://www.medkoo.com/products/16861
AT2アゴニスト
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/100/2/100_432/_pdf
C21 は
- 抗炎症や抗アポトーシス効果などにより心筋梗塞後の心筋リモデリングを抑制し,心機能の低下を防ぐ作用を有する
- 脳卒中の発症を抑制する可能性
- AT2受容体を刺激することによりブラジキニンを介して脳血流が増加し神経におけるシナプス数の増加を誘導して認知機能を向上している可能性