BPAは、ホルモン撹乱物質として、行動異常、生殖障害、肥満、免疫系など悪影響の可能性が報告されている。
我ながら、以下のブログ記載見ると、環境問題ごろつき、左翼・市民運動家といったところみたいだが ・・・
多岐にわたるビスフェノール有害性 ・・・ 小児腎障害への影響も・・・ 2013/01/11
肥満・過体重子供に蓄積する尿中ビスフェノールA 健康への懸念 2012/09/19
出生前BPA暴露:子供の行動に影響を与えている? 男女で異なる行動異常 2012/04/28
尿中ビスフェノールA濃度と、冠動脈疾患に相関 2012/02/29
缶入りスープとビスフェノールA暴露 2011年 11月 24日
プラスティック:尿中ビスフェノールと成人健康・・・心臓・糖尿病・肝臓へ影響 2008年09月17日
BPAに関する問題は、JAMAなどの論文でも記載され、ある程度、注目されている環境中物質であるというところで・・・
American Academy of Allergy, Asthma and Immunologyで発表のあったもの
前向き生誕コホート(n=568)
母親の第3トリメスター、小児3、5、7歳時の尿中サンプル
受動喫煙、他の喘息要因除外後、BPAの若干のルーチン的な低被曝量でも、子供の喘鳴、喘息リスク増加 が示された。
Prenatal and postnatal bisphenol A exposure and asthma development among inner-city children
Journal of Allergy and Clinical Immunology.
Kathleen Donohue et. al.
Journal of Allergy and Clinical Immunology Vol. 131, Issue 3, Pages 736-742.e6
母体・出生前尿中BPA濃度は5歳時点の喘鳴に逆相関(odds ratio [OR], 0.7; 95% CI, 0.5-0.9; P = .02)
3歳時点の尿中BPA濃度は5歳時点の喘鳴と正の相関 (OR, 1.4; 95% CI, 1.1-1.8; P = .02)、6歳時点でも相関 (OR, 1.4; 95% CI, 1.0-1.9; P = .03)
7歳時点でのBPA濃度は、7歳児の喘鳴と相関 (OR, 1.4; 95% CI, 1.0-1.9; P = .04)
Feno values (β = 0.1; 95% CI, 0.02-0.2; P = .02)と相関。
3歳、5歳、7歳時点のBPA濃度は、喘息と相関 (それぞれ、OR, 1.5 [95% CI, 1.1-2.0], P = .005; OR, 1.4 [95% CI, 1.0-1.9], P = .03; and OR, 1.5 [95% CI, 1.0-2.1], P = .04)
母体中のBPA濃度と、その子供の喘鳴の逆相関はどう説明するのだろう?
CBSニュース
小児BPA暴露と喘息発症の関連性を示した最初の報告と Dr. Leo Trasande(associate professor of pediatrics and environmental medicine at NYU Langone Medical Center in New York City)。この研究にはこの人参加してないが、肥満率や腎障害や心疾患と関連する蛋白マーカーとの関連性を報告した研究者
食事に含まれる場合に関心が行くだろう、そして、FDAはアルミニウム缶や他の食品コンテナーに含まれる分を制限する前にエビデンスを待っているところ。
他の専門家は若干疑問視。この報告だけで、自分の患者にこの種の化学成分をさけなさいと推奨できないと、Dr. Claudia Fernandez (pediatric pulmonologist at Miami Children's Hospital in New York City)
生産業グループの、 American Chemistry Council も当惑。
FDAは、BPA暴露を制限希望の消費者は、recycle code 3、7のプラスティックを避けること、そして、BPA含有プラスティックコンテナーへ、熱いものや熱湯を入れないこと。
塗装がはげたプラスティックボトルは漏出の可能性が有り破棄することと推奨