2015年9月1日火曜日

睡眠時間と感冒感受性の関連:6時間未満の睡眠ではかぜにかかりやすい

ライノウィルスの人為的暴露実験での結果


Behaviorally assessed sleep and susceptibility to the common cold.  
Prather AA,et. al.

SLEEP 2015;38(9):1353–1359.
164名の健康男女ボランティア(18−55歳)
7連続日リストアクチグラフィーと睡眠日記記録

ライノウィルス点鼻にて5日間の臨床的感冒発症記録(客観的症状出現を定義)

 ロジスティック解析にて、アクチグラフィー評価睡眠時間は、臨床的感冒発症尤度と関連

特異的には、5時間未満の睡眠 (オッズ比 [OR] = 4.50, 95% 信頼区間 [CI], 1.08–18.69) 、5−6時間の睡眠 (OR = 4.24, 95% CI, 1.08–16.71) が、vs 7時間超の睡眠時間比較において、感冒発症リスク増加と強く関連
6.01時間から7時間はリスク増加無し  (OR = 1.66; 95% CI 0.40–6.95)

この相関性は暴露前抗体価、住民統計特性、季節、BMI、心理学的要素、健康行動と独立

睡眠断片化は、感冒感受性と無関連。

日記とアクティグラフィーによる他の睡眠指標は強い感冒感受性指標にならない

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