日本のガイドラインの「職業喘息」って表現には確かに引っかかりを覚える。
原因も増悪もすべて職場環境による喘息って少ないのでは?喘息発作のトリガーは多要素であり、感染・気候・心的状況を含めたものが引き金というのは常識だし、そのトリガーの一つが職場環境というのがおそらく正しいだろう。
日本のガイドラインの「職業喘息」の項目名はおそらく今後変更されるのだろう。
http://www.cdc.gov/niosh/topics/asthma/exacerbat-research.html
ATS2003年ステートメントでは、労働環境下で悪化する喘息は労働を原因とする喘息による病態や生産性低下に関わると記載。workplace exacerbation of asthma (WEA) は、臨床医師、研究者、公衆衛生担当者でも関心が薄い。予防アクションガイドが必要。
Dr. Paul Hennebergerら(Respiratory Disease Research Program at NIOSH )は、その必要性を認識し、アクションを行った。SENSOR surveillance programをCalifornia、Massachusetts、 Michigan、 New Jerseyで行い、WEA5年研究を完遂。
2014年Respiratory Disease Research Program は、他国当該研究所より多く出版、13のキジ、3つの本章、オンライン教育ユニットを提示した。
WEAは顧問で有り、喘息就労成人の約4人に1人の頻度で有る。ただ、職場特有の原因物質、二次喫煙や無機物ダスト、生物学的ダスト、 low molecular weight highly reactive agentなどの刺激物を含む。
WEA症例は多くの健康上の問題としては同様の合併症を経験し、職場関連しない喘息に比べQOL低下をもたらす。
ATS Work-Exacerbated Asthma Committee は、official ATS statement につながる報告を2011年発表。
Henneberger PK, Redlich CA, Callahan DB, et al. on behalf of the ATS Ad Hoc Committee on Work-Exacerbated Asthma. An Official American Thoracic Society Statement: Work-Exacerbated Asthma. Am J Respir Crit Care Med, 2011 184: 368-378.