中国漢方中の成分を最新技術で検査した結果、様々な有害物質、違法的成分検出。
Chinese herbal medicines contained toxic mix
Ingredents from poisonous plants, endangered animals and allergens detected in products
CBC News
Posted: Apr 13, 2012 2:19 PM ET
http://www.cbc.ca/news/health/story/2012/04/13/chinese-medicine-traditional-hazards.html
Deep Sequencing of Plant and Animal DNA Contained within Traditional Chinese Medicines Reveals Legality Issues and Health Safety Concerns
Coghlan ML, Haile J, Houston J, Murray DC, White NE, et al. (2012)
PLoS Genet 8(4): e1002657. doi:10.1371/journal.pgen.1002657
オーストラリアの研究者は最新のDNAシーケンシング技術を用いて、中国漢方中の植物・動物成分を調べた。
腎障害(バルカン腎症など)との関連や発がん性示唆されるアリストロキア酸や、有害性ハーブであるエフェドラを検出。
アレルギーを引き起こす可能性のある、ナッツ、大豆など成分表示の無いものも検出
4種の動物、68種の植物を検出。
漢方の考えは様々な成分の組み合わせを肯定的に評価するのが基本で、 様々な成分が含まれる可能性がある。
上記以外にも、ツキノワグマやサイガアンテロープといった絶滅危惧種動物まで、検疫上・保護取引上問題ある成分も含まれる。
正しく、種レベルまで成分を調べる方法としてのDNAシーケンシングを活用することが、この報告で提案されている。
日本の医療の不思議の一つは、“漢方”
特に、エフェドラである“麻黄”に関する有害性認識が欠如している、日本の医師たちや厚労省などの行政担当者達。
“The analysis revealed a plant ingredient called aristolochic acid, which is known to cause cancer and damage to the liver. They also found the potentially poisonous herb ephedra.”
欧米の医師たちから見れば、 “麻黄”なんて、腎障害作用のある“アリストロキア酸”と同様の認識なのである。
処方薬剤どころか、OTCなどに多く含まれる“麻黄”
米国では、メジャーリーガーの死亡以降、 エフェドラOTC禁止処置がなされている。
日本では、厚労省はわざわざ“エフェドラ情報”をウェブ記載しながら、規制の動きが見えない。
なんらかの圧力があるのだろうか?
国は、ナイシトールなどの麻黄含有製品を放置し続けるつもりか? 2008年 07月 16日
非劣性試験のサンプル数:麻黄湯の記事にもとづいて疑似計算してみた 2009年 05月 23日
インフルエンザ:あぁ・・・薬害啓発軍団・メディア・医師・・・・・このステレオタイプな動き 2007年 12月 11日
“薬害”を声高に叫ぶ団体はなぜか漢方の害に関する問題提起はしないようだが・・・