EMPA-REG Outcome研究以降、糖尿病周辺が騒がしい中・・・
システマティック・レビュー&メタアナリシス( Medline, Embase, Cochrane Central Register of Controlled Trials, and ClinicalTrials.gov検索データベース)
Dipeptidyl peptidase-4 inhibitors and risk of heart failure in type 2 diabetes: systematic review and meta-analysis of randomised and observational studies
Ling Li, et. al.
BMJ 2016; 352 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i610 (Published 17 February 2016) Cite this as: BMJ 2016;352:i610
登録研究は43トライアル(n=68 775)、12の観察研究(コホート9、nested 症例対照研究 ; n=1 777 358)
心不全報告を含む38トライアルのプーリングにて
・低Qualityエビデンスとして、DPP-4阻害剤使用 vs 対照にて、心不全リスク増加 (42/15 701 v 33/12 591; オッズ比 0.97 (95% 信頼区間 0.61 to 1.56);リスク差としては、5年間 2型糖尿病 1000名あたり -19 〜 +28回)
観察研究では、トライアル検討知見と一般的に一致しているが、低Qualityエビデンスである。
心不全入院記載の 5つのトライアルのpoolingにより、中等度Qualityエビデンスとして、DPP-4 阻害剤 versus 対照において、リスク増加認める(622/18 554 v 552/18 474; 1.13 (1.00 to 1.26); リスク差 8 増加 (0 増加 〜 16 増加))
観察研究からの補正poolingにて、かなり低Qualityエビデンスだが、DPP-4 阻害剤 (exclusively sitagliptin) versus no useにて、心不全入院リスク増加可能性示唆 (補正オッズ比 1.41, 95% 信頼区間 0.95 to 2.09)
糖尿病薬剤でも、心血管イベント減少可能性薬剤と、増加可能性薬剤があるようだ・・・
2016年2月19日金曜日
登録:
投稿 (Atom)
noteへ実験的移行
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
米国では、Potiga (ezogabine):ポティガ(エゾガビン)、国際的には、レチガビン [RTG ]で、従来の抗てんかん薬剤と異なるメカニズムで、KCNQ2-5 (K(v) 7.2-7.5) ion channelのpositive allosteric modulato...
-
Association Between MRI Exposure During Pregnancy and Fetal and Childhood Outcomes Joel G. Ray, et. al. JAMA. 2016;316(9):952-961. doi:...