2015年3月26日木曜日

米のカロリー摂取を少なくする方法

デンプンを消化しにくい性状に変える方法らしい・・・ 

National Meeting and Exposition of the American Chemical Society (in Denver)での報告

手順
The procedure includes boiling the rice with a small amount of coconut oil and later place it in the fridge for several hours to cool it down and then microwave it for a short time.
少量のココナッツオイルをまぜて米を炊く、それを数時間冷蔵庫へ入れて、短時間の電子レンジを使う。


http://www.reporteradvocate.com/a-basic-method-to-cook-rice-that-remarkably-reduce-calorie-count/1430/


ただ、米の種類により効果が異なるそうなので、ジャポニカ種米でどうか?

不飽和脂肪酸の直腸結腸癌リスク軽減効果・・・マイクロサテライト不安定では効果有り


マイクロサテライト不安定性(MSI)状態の直腸結腸癌リスクはPUFA(ω)ー3高摂取で低リスクとなる。しかし、マイクロサテライト安定腫瘍では関連性はない。



Marine ω-3 Polyunsaturated Fatty Acids and Risk of Colorectal Cancer According to Microsatellite Instability
Mingyang Song , et. al.
JNCI J Natl Cancer Inst (2015) 107 (4)


NHSコホート:  PM2.5の暴露は高度不安障害と関連、近日暴露ほど影響大

不安とは、突然の恐怖・苦悩と、過覚醒(hyperarousal)の回避・身体的知覚のような行為障害と関連し、最も多い精神的障害である。生涯において16%、昨年だけでも人口の11%罹患。不安関連で最も多い環境問題は大気汚染。そして、粒子状物質は酸化ストレス・全身への炎症を惹起し、慢性疾患病態悪化と関与する。そういったことが関与して、粒子状物質が不安と関連するのではないかと、有名な米国コホートの一つNHSで検討。




米国看護師観察コホート研究(NHS)の分析

 PM2.5の暴露は高度不安障害症状と関連し、遠隔の暴露より、直近の暴露との関連性があきらか。

The relation between past exposure to fine particulate air pollution and prevalent anxiety: observational cohort study
BMJ 2015; 350 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h1111 (Published 24 March 2015) Cite this as: BMJ 2015;350:h1111


検討女性 71271名、不安症状の評価した時 57歳から85歳、平均70歳、高度不安症状は15%


粒子状物質暴露を、不安症状評価に先行した1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、15年 推定平均暴露 PM2.5) と PM2.5-10、評価前2年のもっとも近い主要道路から居住地距離を評価。


例えば、1ヶ月前の PM2.5の平均が10μg/m3増加に対するオッズ比は、1.12;95%信頼区間:95%CI 1.06 〜 1.19、 12ヶ月前の平均PM2.5 では、 1.15; 95%CI 1.06 〜 1.26といったような、多種平均化期間検討で、高度PM2.5と不安症状に関わる有
意なオッズ比増加認める。



 NHSでの高度不安症状における、PM2.5のオッズ比(95%信頼区間l)で、期間別評価

多重暴露Windowを含むモデルでは、暴露短期平均評価は、長期平均評価より関連性がさらに明らかになる


PM2.5-10では、相関性なし


主要道路への居住距離も不安症状と量依存的な関連性認めず


大気汚染:CO、SO2、NO2などのガス状物質、PM2.5、PM10などの粒子状物質とも卒中入院・卒中死を増加させる

 大気汚染と卒中の短期影響のエビデンスレビュー

Short term exposure to air pollution and stroke: systematic review and meta-analysis
BMJ 2015; 350 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h1295 (Published 24 March 2015) Cite this as: BMJ 2015;350:h1295


論文数 2748 から238をレビューし、結論の出せそうな103を深く読み込み、94をメタ推定として寄与する対象とした

28ヶ国、620万イベント

卒中入院、卒中による死亡率は、一酸化炭素  (相対リスク 1.015 per 1 ppm, 95% 信頼区間 1.004 to 1.026)、二酸化硫黄 (1.019 per 10 ppb, 1.011 to 1.027)、 二酸化窒素 (1.014 per 10 ppb, 1.009 to 1.019)濃度増加と相関。

 PM2.5 と PM10 濃度増加も入院及び死亡率と相関   (1.011 per 10 μg/m3 (1.011 to 1.012) 、 1.003 per 10 µg/m3 (1.002 to 1.004))



相関性かなり低いが、オゾン  (1.001 per 10 ppb, 1.000 to 1.002)でも相関。

最も強力な相関は、 PM2·5によるより地蔵的影響かにある暴露日で観察された。

 結論: ガス状・粒子状大気汚染物質ともに、卒中による入院・死亡に著明かつ短期的関連性がある。公衆衛生環境衛生施策により、卒中予防の観点からも大気汚染防止が必要。


中曽根時代から自民党タカ派が政権を握ると、環境施策撤トレンドが強くなる・・・。PM2.5はすべて中国様の仕業にしているが・・・果たして?

「たばこが健康への害となる証拠はない」と言い切る都議会議員のいる国では、たばこ中のPM問題なんて公衆衛生問題を真正面からとりくめるはずもない

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、舛添要一知事が昨夏に打ち出した受動喫煙対策の条例化構想が暗礁に乗り上げている。飲食業界や議会か ら反対の声が強く、知事の発言がトーンダウンし、条例化を見送る方向に傾きつつあるためだ。大会前に受動喫煙防止に関する罰則付きの法令を整備する近年の 五輪開催都市とは違う流れとなっている。
 「公共の場は禁煙が原則だ」「いや、たばこが健康に有害とはまだ証明されていない
2015/3/23 1:30 日経新聞


都議会議員の中に、公衆衛生や疫学そういったものの知識全くない奴が居るのは確か。そういう連中が福祉医療の政策を決めてるって・・・

noteへ実験的移行

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