2014年3月31日月曜日

胸痛患者心筋梗塞:高感度cTnT 陰性的中率ほぼ100%

高感度トロポニンT(TnT hs)の、rule-in、 rule-out、 observational zone分析 http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/08/tnt-hsrule-in-rule-out-observational.html

・・・という以前の報告


高感度心臓トロポニン(hs-cTnT) 5ng/L、虚血性所見のCGなら、ED受診の心筋梗塞 除外可能か?


胸痛訴えで、hs-cTnT解析1回でも行った患者を検討



Undetectable High Sensitivity Cardiac Troponin T Level in the Emergency Department and Risk of Myocardial Infarction
Nadia Bandstein, et. al.
J Am Coll Cardiol. 2014;():. doi:10.1016/j.jacc.2014.03.017
初回 hs-cTnT < 5 ng/L未満の8907名(61%)、 5 - 14 ng/L 21%、 >14 ng/L 18%を含む、14,636名検討。

フォローアップ30日間において、検出不応レベル hs-cTnT患者39名(0.44%)で心筋梗塞、15名(0.17%)で、虚血性ECG変化を有さない。


hs-cTnT非検出及び心電図変化無しの場合の、30日内心筋梗塞に関する陰性的中率:negative predictive valueは   99.8% (95% 信頼区間 (CI) 99.7-99.9)


死亡に関する、 negative predictive value は 100% (95% CI 99.9-100)



宣伝サイト:
http://www.cubet.com/douou/syouroku/110121sinkinkousokutotoroponin.pdf 


PPV、NPVに関しては → http://www.medcalc.org/calc/diagnostic_test.php


COPD頻拍問題:高感度心筋troponin T (cTnT) と急性増悪死亡率との相関
2011年 08月 30日

ソマトスタチン系薬剤・パソレオチド:クッシング病に対し、不十分コントロールでも、血圧・体重・腹囲・脂質特性など改善効果

パシレオチド(pasireotide,)は「独特で広範なソマトスタチン受容体結合プロファイルを有し,ソマトスタチン受容体サブタイプ 5 に対する結合親和性が高い薬剤



クッシング病治療用量2種類の二重盲験ランダム化pIIIトライアル

尿中コルチゾール値低下しない不十分コントロールでも、血圧・体重・腹囲・脂質特性など改善効果


Pasireotide treatment significantly improves clinical signs and symptoms in patients with Cushing's disease: results from a Phase III study
Rosario Pivonello et. al. ; on behalf of the Pasireotide B2305 Study Group
Clin Endocrinol 2014; DOI: 10.1111/cen.12431.
Article first published online: 27 MAR 2014
DOI: 10.1111/cen.12431


尿中遊離コルチゾール:UFTを正常上限1.5倍以上維持している、持続・再発性あるいは、de novo Cushing病患者


3ヶ月時点で、 UFC ULN2倍以下の患者と、ベースライン値を超えない場合にランダム化時点の投与量を継続 ; その他は 300 μg bid uptitration。
6ヶ月後時点で、12ヶ月目までオープンラベル6名患者(最大投与量1200μg bid)
12ヶ月超治療継続での高血圧所見・症状変化や測定値をUFTコントロールに対応する形で評価。


完全UFTコントロールに至らない場合でも血圧減少し、降圧治療してない患者でその効果が大きい。
UFTコントロール到達患者では、総コレステロール・LDLコレステロール減少著明有意。


完全UFTコントロール出ない場合でも、BMI、体重、ウェスト径減少


副作用は、高血糖関連イベント72.8%で報告。 

CORP2: 再発性心外膜炎:コルヒチン追加治療効果

多数回再発患者の心外膜炎再発コルヒチンを追加することで、その後の再発減少させる。

北部イタリア4つの一般病院対施設二重盲験
240名登録、120名ずつ割り付け(プラシーボ vs コルヒチン 70kg超の場合 0.5mg×2回 6ヶ月、70kg以下 0.5mg1回)+通常抗炎症治療(アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン)



"Efficacy and safety of colchicine for treatment of multiple recurrences of pericarditis (CORP-2): A multicenter, double-blind, placebo-controlled, randomised trial"  
Imazio M, et al.
Lancet 2014; DOI: 10.1016/S0140-6736(13)62709-9.

コルヒチン群vsプラシーボ群の再発比率  26 (21·6%) / 120 vs 51 (42·5%) / 120 (relative risk 0·49; 95% CI 0·24—0·65; p=0·0009; number needed to treat 5)


副作用・中止率は、両群同様。再頻度副作用は胃腸不耐(コルヒチン群 9 vs プラシーボ群 9)、肝毒性(3 vs 1)。重篤副作用無し。


CORPトライアル: コルヒチン 再発性心膜炎予防トライアル 2011年 08月 31日

noteへ実験的移行

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