転移性前立腺癌の包括生存率はPSA検診導入後有意に改善し、黒人男性が特に恩恵を被っているという後顧的研究結果。
黒人男性に対し、extensive stateへの進展抑制効果が現れているのではないかと推定。
PSA検査をすることで、医療受診啓発になり、そのための間接的効果ではないかという指摘も・・・。
後顧的研究なのでいかようにも解釈される・・・
http://www.medpagetoday.com/HematologyOncology/ProstateCancer/34343
Improved Overall Survival Trends of Men with Newly Diagnosed M1 Prostate Cancer: A SWOG Phase III Trial Experience (S8494, S8894 and S9346)
J Urol 2012; DOI:10.1016/j.juro.2012.06.046.
3096名hormone naive、転移性前立腺癌・抗アンドロジェン療法(Androgen deprivation therapy (ADT))男性の3連続pIIIトライアル、2つのPSA戦略前トライアル(S8494 and S8894)と、1つのPSA戦略トライアル (S9346)を含む検討
これらの後顧的解析で、リスク要素補正後、
リスク補正後、PSA戦略 22%の死亡リスク低下(S9346 vs S8894 (HR 0.78, 95% CI 0.70, 0.87, p <0 .001=".001" br="br">
全般生存率改善は黒人男性でより大きい (test of interaction p = 0.008)
非PSA戦略(S8494 and S8894 )黒人男性生存率中央値は27ヶ月、非黒人では34、35ヶ月
包括生存率の人種的差はPSA戦略群(S9346)では認めず、黒人・白人で48ヶ月、49ヶ月0>
結論としては、PSA戦略では有意に包括生存率改善。ただ、これだけでPSAモニタリングのみのおかげと結論づけはできない。黒人男性は白人より生存率改善効果認めた。